インターネットの七つ道具[Linux Version 2007]

      私はインターネットを1995年に始め、1996年にホームページを開設して、そこに「インターネットの七つ道具」を載せました。当時は今日のようにインターネットが普及していませんでしたので、そういうものを書く必要があったのです。今は、インターネットへの接続も簡単になり、私の記事も不要になりました。そろそろ、この記事も消してしまおうと思っていたところに、Linux が浮上してきました。私も2000年になって、Linux ユーザの仲間入りをし、Linux でホームページの製作と管理をはじめました。最初、Linux では、インターネットも Windows ほど簡単にはいかず、苦労しましたが、今では、Windows では苦労しなければできないことが Linux で簡単にできてしまうようになりました。2004年に書いた「インターネットの七つ道具 — Linux Version」も古くなってしまったので、今回、Vine 4.0 に基づいたものを新しく書くことにしました。

      1. インターネット接続

      インターネットに接続するには、ダイヤルアップ、DSL、ケーブルなどの方法があり、Linux はそのどれにも対応しています。Linux のシステムもプログラムも、インターネットからインストールしますので、インターネット接続は DSL あるいはケーブルなどのブロードバンド接続がいちばん Linux にはあっていると思います。私はケーブル接続を使っています。ケーブルでの接続にはケーブルモデム、ネットワークカードさえあれば、特別なドライバなしで常時接続ができます。ワイヤレス接続も MADWIFI で実現しています。

      2. ウェブ・ブラウザ

      Vine Linux には Firefox のコミュニティ・エディションがついてきます。ユーザディレクトリに Firefox を導入したければ http://www.mozilla-japan.org からバイナリーファイルをダウンロードします。Firefox は自動更新機能によって、常にアップデートされたものを使うことができます。

      w3m はテキストベースのブラウザで JavaScript などは動きませんが、ちょっとしたページの参照には便利です。表組みを再現してくれるので、画面が乱れることもありません。フレームバッファを利用して、画像も表示されます。

      3. メール・クライエント

      Vine Linux には Sylpheed がついてきます。Sylpheed はメール管理に、メールごとに独立したファイルで保存する MH 形式をとっていてます。動作がきびきびしていて早いメーラです。

      Firefox と同じ Mozilla からは高機能なメーラ Thunderbird が提供されています。さまざまな形式のメールに対応し、スペルチェッカーやスパムメール・フィルターなどがついてきます。Thunderbird も Firefox と同じように自動アップデート機能で常に最新のものを使うことができます。セキュリティ・ホールへの対応が素早いので安心して使えます。

      4. ファイル転送プログラム

      Vine Linux には、ファイル転送プログラム(FTP)として、gFTP がついてきます。無料で使うことのできるものの中では gFTP が一番使いやすいでしょう。

      5. アドビー・リーダ

      インターネットの標準文書となった PDF を読むには AdobeReader を使います。最新の AdobeReader 7.x は ftp://adobe.com/pub/adobe/reader/unix/7.x/ からダウンロードすることができます。日本語版は jpn ディレクトリの中にあります。rpm パッケージを使えば簡単にインストールできます。ブラウザのプラグインとして使うには、/usr/local/Adobe/Acrobat7.x/bin/acroread のシンボリックリンクを実行パスの通った /usr/local/bin などに置き、/usr/local/Adobe/Acrobat7.x/Browser/intellinux/nppdf.so のシンボリックリンクをブラウザの plugins に置きます。

      6. エディタ

      私は、DOS 時代に VZ Editor を使い、Windows では WZ Editor を使ってきましたので、Linux では最初、WZ と同じ作者による XZ を使っていました。XZ は とても良くできたエディタで、これひとつで何でもできたのですが、ベータ版のまま開発が止まっていますので、leafpad に乗り換えました。leafpad は基本的な編集機能しかありませんが、その分、動作が軽快です。文字コードの自動判別が他のエディタにくらべて正確なのが気に入っています。XFCE 4.4RC2 を導入すれば leafpad と同等の mousepad も導入されます。私は、今は、mousepad を使っています。

      Vine Linux には入力フロントエンドに SCMI、かな漢字変換エンジンに Anthy を使っています。Vine が以前採用していた Canna にくらべて一段と変換効率が良く、Kasumi を使ってのユーザ辞書の管理も簡単です。商用の ATOX for Linux とくらべても遜色がありません。もちろん ATOX for Linux は Vine 4.0 でも使うことが出来、私はメインマシンで ATOX を使い続けています。

      7. 画像とマルチメディア

      Linux 標準のグラフィクスプログラムは、GIMP です。これ一つでたいていのことができます。

      ウェブページでは、背景が透明の gif ファイルを良く使いますが、私は、背景を透明にしたい画像に、メニューから レイヤー>透明部分>アルファチャンネルを追加 を選び、アルファチャンネルをつけます。次に、選択>色による選択 で透明にしたい色をクリックします。編集>消去 を選ぶと、透明になった部分が濃いグレーと薄いグレーの市松模様で示されますので、その画像を保存して、背景が透明の画像を作っています。

      もっとも長く使われているストリーム再生ソフトウェアはリアル・プレーヤーでしょう。RealPlayer 10 は https://player.helixcommunity.org/downloads/ からダウンロードできます。RealPlayer は MPGA, RMM, SMI, RM などの他 MP3, OGG, WAV, そしてフラッシュのファイル SWF も再生します。

      ムービーの再生(MPG, AVI, WMV)などには xine が便利です。DVD の再生の他、オーディオCD もトラックからサウンドを抽出して演奏します。http://cambuca.ldhs.centuc.puc-rio.br/xine/ に rpm ファイルがあり、簡単にインストールできます。MPlayer はソースファイルからインストールでき、xine では対応していないさまざまなフォーマットのファイル、たとえば古い形式の ra ファイルや、フラッシュのムービー flv ファイルも再生します。録画機能もあるので、私は TV キャプチャカードと組み合わせてちょっとした録画に使っています。

      【付録】

      マイク◯ソフト社はさかんに「反 Linux 宣伝」をしています。ウェブばかりでなく、Linux の雑誌にまで宣伝を載せています。大企業がオープンソース運動にムキになるのは、後ろめたいことでもあるのでしょうか。それで、私も「反マイク◯ソフト」的な画像を見付けましたので、次に紹介します。

      Last Updated on 1/1/2007



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