Penguin News
2003年7〜12月分
このページには、Linux に関する話題を日誌風に、新しいものから順に載せています。(毎月曜日更新の予定です。)
全記事の主題索引
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【Vine Linux 2.6r3 リリース】12-29-2003
- 12月6日に Vine Linux 2.6r3 がリリースされていました。先月、ベータ版の2.6r3rc2 をダウンロードして試してみたばかりでしが、正式版もダウンロードしてみました。ftp://ring.asahi-net.or.jp/pub/linux/Vine/Vine-2.6/CDIMAGE/Vine26r4-i386.iso をダウンロードし、それを CD-ROM に焼きました。ダウンロードには、ケーブルで一時間近くかかりましたが、Vine は、それでも CD 一枚に収まるので、便利です。コンピュータのハードディスクを実験用のものに取り換え、CD-ROM からインストール用のフロッピーディスクを作り、フロッピーから起動させ、CD-ROM からインストールしました。毎度この方法なのですが、こんどは、ハードドライブからのインストールやネットワークからのインストールも試してみたいと思っています。私のマシーンへのインストールでは、グラフィックカードのメモリーの値と、モニターの設定以外は全自動でできました。インストール後は、マウスとサウンドカードの再設定が必要でした。
- Vine の公式ページによると Vine Linux 2.6r1 からの変更点は
- セキュリティアップデートを適用
- カーネルを kernel-2.4.22 ベースに更新
- インストーラ収録ドライバの修正、インストールクラスの変更、インストーラのバグ修正
- プログラムのバグ修正、indexhtmlパッケージの収録、東風代用フォントの採用、freetype2 の更新など
となっています。基本的には前バージョンのバグ修正とセキュリティアップデートですので、CD-ROM からインストールしたり、アップグレードしたりしなくても、apt で簡単にアップデートできます。Vine Project のホームページにやり方が書いてあります。
- Distrowatch.com によると、Vine 2.6r3 に含まれているパッケージのバージョンは、 Vine Plus の分も含めると、次のようになるそうです。パッケージのすぐあとのかっこの数字は、それぞれのパッケージの現時点での最新バージョンです。
| abiword (2.0.2) | 1.0.3 |
| alsa-lib (0.9.8) | 0.5.10b |
| apache (1.3.29) | 1.3.27 |
| bash (2.05b) | 2.05 |
| bind (9.2.3) | 8.3.1 |
| cdrtools (2.00.3) | 1.10 |
| db (4.2.50) | 3.2.9 |
| dhcp (3.0pl2) | 2.0pl5 |
| emacs (21.3) | 20.7 |
| evolution (1.5) | 1.0.8 |
| fetchmail (6.2.5) | 5.9.11 |
| galeon (1.2.13) | 1.2.7 |
| gcc (3.3.2) | 2.95.3 |
| gimp (1.2.5) | 1.2.3 |
| glibc (2.3.2) | 2.2.4 |
| gnucash (1.8.8) | 1.6.5 |
| gnumeric (1.2.2) | 1.0.12 |
| gtk+ (2.2.4) | 1.2.10 |
| iptables (1.2.9) | 1.2.7a |
| kdebase (3.1.4) | 3.1.4 |
| koffice (1.2.1) | 1.2.1 |
| |
| linux (2.4.23) | 2.4.19 |
| modutils (2.4.26) | 2.4.20 |
| mozilla (1.5.1) | 1.2.1 |
| mysql (4.0.16) | 3.23.53 |
| nautilus (2.4.1) | 1.0.6 |
| openssh (3.7.1p2) | 3.6.1p2 |
| openssl (0.9.7c) | 0.9.6k |
| perl (5.8.2) | 5.6.1 |
| php (4.3.4) | 4.2.3 |
| postfix (2.0.16) | 1.1.13 |
| postgresql (7.4) | 7.2.3 |
| Python (2.3.2) | 1.5.2 |
| qt-x11-free (3.2.3) | 3.2.1 |
| rpm (4.2) | 3.0.6 |
| samba (3.0.0) | 2.0.10 |
| sendmail (8.12.10) | 8.12.10 |
| vim (6.2) | 6.1.265 |
| webmin (1.121) | 1.070 |
| XFree86 (4.3.0) | 4.2.1 |
| xmms (1.2.8) | 1.2.7 |
|
今回、gtk-2 対応は見送られましたが、VineSeed では gtk-2 に対応しているようなので、次期バージョンでは、おそらく gtk-2 対応になるでしょう。でも、今のままのコンパクトさを保っていてほしいですし、Window Maker は絶対残しておいて欲しいです。Turbo Linux は Windows ユーザに親しみやすいようにと、Windows に似せていますが、それでは Linux らしさがなくて面白くありませんし、Red Hat は一般ユーザ向けから企業向けへと方向転換しています。一時は数多くあったディストリビューションもかなり淘汰されてきました。Vine には、いままでと変わらず、だれもが Linux の Linux らしさに触れ、コンピュータの楽しみをとりもどしてくれる堅実なものを作り続けてほしいと願っています。
【cdargs でディレクトリ移動を楽に】12-22-2003
【ページャーをうまく使う】12-15-2003
- 先週作った英辞郎の検索プログラムの欠点のひとつは、検索結果が長い時、ターミナル画面がスクロールしてしまって、先頭から読むのに適していないということです。そこで、
system "look -f $word $dic_file | sed 's/^/■/' | less";
system "grep $word $dic_file | sed 's/^/■/' | less";
としてみました。つまり、検索結果をパイプ (|) で less に渡して、less で表示させたわけです。less は表示が高速で、いろんな機能があって便利です。こうすれば、結果の先頭から見ることができます。行を進むには j を、戻るには k を押します。なぜ j と k なのかというと、j はキーボードの右人差指が乗る、ホームポジションなんですね。キーボードによっては、指で触れるとわかるように、ちょっとした突起があります。一画面進むにはスペースか左人差指のホームポジション、 f キーを使います。しかし、戻る時はそのとなりの d ではなく、b を使います。Forward / Backward という言葉から来たキーの選択なのでしょうね。less の終了は q です。Unix/Linux のキー操作は、キーボードに手を乗せたままで、どんどん作業ができるよう、とても効率的にできるようになっています。
- これだけでもかなり改善されたのですが、英辞郎の表示を、オリジナルに近づけるために、html ファイルを作って、それを w3m で表示させることを思いつきました。html のリスト機能を使って、各見出しがインデントでそろうように、また、むりやり見出しにくっつけた例文をもとのように一行づつに戻して表示するようにしました。以下にサブルーチンだけ書きます。
# サブルーチン
sub search_dic
{
local ($word) = @_;
# 入力文字が英数字の場合 look を使う
if ($word =~ /^[0-9a-zA-Z]/) {
@lines = `look -f '$word' $dic_file`;
}
# 入力文字が日本語の場合 grep を使う
else {
@lines = `grep '$word' $dic_file`;
}
&show_dic (@lines);
}
sub show_dic
{
local (@lines) = @_;
# $htmlfile は冒頭で定義しておく
open HTML, ">$htmlfile";
print HTML "<html><ul type=\"square\">\n";
foreach $line (@lines) {
chomp $line;
$line =~ s/ \* /
【例文】/g;
print HTML "<li>$line</li>\n";
}
print HTML "</ul&gy;&ly;/html>\n";
close HTML;
system "w3m $htmlfile";
}
見出し語の先頭に付くブレットは w3m では ■ ではなく □ になってしまいましたが、なんとかうまく表示されました。w3m でも j キー、 k キー、b キーは less と同じです。一画面進むにはスペースは使えますが、f キーは使えません。終了時も大文字の Q にしないと「終了しますか」と確認のメッセージが出てきます。もっとも、これも w3m の設定ファイルを変更して、q だけで終わらせることができます。w3m を起動して、o を押し、オプション設定画面の「雑多な設定」の「q での終了時に確認する」の行で、カーソルを( )NO にあわせてリターンを押すと、そこに星印がつきます。それを確認してから「雑多な設定」の最後の [OK] にカーソルを合わせてリターンを押すと、設定が保存され、次回から、q だけで終了します。これで w3m のページャーとしての機能を少しは生かすことができたかなと思います。
【英辞郎の検索】12-8-2003
- Linux で仕事をしていて、英語のスペリングや意味を確かめたい時、専用の辞書を持っていない私は、ちょっと不便をしていました。なにか良い方法はないかと思っていましたら、昔買った Windows 用の英語辞書があるのを思い出しました。EDP(Electric Dictionary Project)が作った「ハイパー英語辞書」というもので、1997年の発行でした。実は、この中身は「英辞郎」なのです。最近、新しい英辞郎が出ていますが、私はまだ持っていません。この英辞郎のバージョンは 2.0 で、今のバージョンは 5.2 だそうですから、私のものはかなり古いものになります。しかし、まだまだ使えそうです。
- 利用したのは eijiorov2.txt ですが、これは SJIS ファイルでしたので、まずは EUC に変換し、とりあえず /usr/local/share/dic/eijiro.dic として保存しておきました。辞書引きをするのに look というコマンドを使いました。look は、ソートされたテキストファイルを比較して、指定した文字列で始まる行を吐き出してくれます。しかし、look に直接単語を指定しても、みつけてくれません。というのは「英辞郎」の単語は '■' で始まっているので、単語を指定する時、'■dictionary' というふうにしなければなりませんが、'■'があると look がうまく動かないということがあり、これを取り除いた辞書ファイルを作りました。また、例文は '*' からはじまるのですが、例文の末尾が改行されているために、見出しと同じ扱いになり、検索にかかりません。それで、私は、'*' の前の改行をスペースふたつに置き換えました。
- 和英辞典にするには、grep を利用しました。たとえば次のようになります。
grep '辞書' /usr/local/share/dic/eijiro.dic
- しかし、いちいちコマンドを書くのはめんどうですので、次のように perl でスクリプトを書いてみました。もっときちんとしたものにしなければなりませんが、これだけでもずいぶん役に立っています。
#!/usr/bin/perl
# ej.pl
# 「英辞郎」検索
#
# 準備:「英辞郎」のテキスト形式の辞書を EUC に変換しておく
# 例文を表示する
# 辞書ファイルの場所を指定
$dic_file = "/usr/local/share/dic/eijiro.dic";
# メインルーチン
while (1) {
print "WORD: ";
$word = <STDIN>;
chomp $word;
if ($word eq '') {
exit 0;
}
else {
&search_dic ($word);
}
}
# サブルーチン
sub search_dic
{
local ($word) = @_;
# 英和辞典
# 入力文字が英数字の場合 look を使う
if ($word =~ /^[0-9a-zA-Z]/) {
# look のオプション
# -d アルファベットと数字だけを対象にする
# -f アルファベットの大文字、小文字を区別しない
# -t 文字列の最後の文字を指定
system "look -f '$word' $dic_file";
}
# 和英辞典
# 入力文字が日本語の場合 grep を使う
else {
system "grep '$word' $dic_file";
}
}
見出しの先頭に '■' をつけたい時は、次のように sed コマンドを付け加えると良いでしょう。
system "look -f $word $dic_file | sed 's/^/■/'";
system "grep $word $dic_file | sed 's/^/■/'";
【Yahoo Mail の読み方】12-1-2003
- Yahoo Mail は、ウェブメールとしてはとても良くできていて、タイトル以外の本文には日本語も使うことができます。しかし、Sylpheed で受け取ると、メールを正しく読むことはできず、次のようにしめされるだけです。
これはテストメー
ルです。ご質問は
、webmasterまで。
しかし、これを 次のように HTML ファイルにして、
<html>
これはテストメー
ルです。ご質問は
、webmasterまで。
</html>
それをブラウザで読めば、次のようになります。
これはテストメールです。
ご質問は、webmasterまで。
こ などというのは、HTML での「エンティティ」と扱われているわけです。
- Yahoo Mail を IE で使えば、文字装飾ができますが、Shylpheed で受け取った場合、それらはすべて無視されます。また、IE から送られてきたメールには、 # の前に & が付いてこないので、& を補ってからブラウザで表示する必要があります。
【MIME デコード】11-24-2003
- 自宅でダウンロードしたメールに添付されてきたバイナリファイルを保存して、オフィスで使うつもりが、メールそのものを保存して持ってきてしまいました。「困った」と思いましたが、「Linux に不可能はない」、何か方法があるはずと、調べてみましたら、mimencode という便利なコマンドがありました。
mimencode -u test.asc -o test.bin
とすれば、MIME デコードができるのです。それで MIME エンコードされた部分だけをメールからカットして、それをテキスト・ファイルに保存し、上記のコマンドで無事に、バイナリーファイルをデコードしました。バイナリーファイルのファイル名は MIME パートを見れば、次の赤字の部分のように記述されていますから、それを使えばいいのです。test.asc に保存するのは青字の部分です。
--------_3F8F7BB482A601871008_MULTIPART_MIXED_
Content-Type: application/octet-stream; name="test.bin"
Content-Disposition: attachment; filename="test.bin"
Content-Transfer-Encoding: base64
0M8R4KGxGuEAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAPgADAP7/CQAGAAAAAAAAAAAAAAACAAAAfgAA
AAAAAAAAEAAAgQAAAAEAAAD+////AAAAAH0AAACAAAAA////////////////////////
////////////////AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
--------_3F8F7BB482A601871008_MULTIPART_MIXED_--
- MIME エンコードの場合は
mimencode -b test.bin -o test.asc
で出来ます。mimencode がインストールされていなければ、metamail のパッケージを導入する必要があります。metamail は ftp://thumper.bellcore.com/pub/nsb/ に mm2.7.tar.Z があります。
【Mozilla Firebird 0.7】11-17-2003
- Firebird のアップデートをしばらくチェックしていませんでしたが、このたび 0.7 が出ていました。mozilla.org のホームページも、すっきりしたデザインで、一般向けにかわりました。http://www.mozilla.org/projects/firebird/release-notes.html から MozillaFirebird-0.7-i686-pc-linux-gnu.tar.gz をダウンロードしました。これは GTK 版です。Vine では GTK-2 版はうまく動きませんでした。Thunderbird や gFTP も新しいバージョンが出ているのですが、いずれも GTK-2 を使っていて、うまく動いてくれません。もうすぐ Vine 2.6r3 が出るようで、リリース前のテスト版である Vine 2.6r3rc2 をダウンロードして試してみましたが、 GTK-2 は組み込まれていないようです。Vine 2.6r3 は Vine 2.6r1 からはそんなに大きく変わっていないようです。ともかく、Firebird の指示どおり、古いディレクトリーを削除してから、tar.gz を解凍しました。コンパイル済なので、出来上がったディレクトリーから MozillaFirebird を実行すれば、即起動してくれます。
- Firebird 0.7 では、Options の構成が 0.6 とは違っていて、フォントの設定などは、Web Features から、こまかい設定は Advanced からするようになっています。Downloads のメニューからは、ファイルタイプごとに、その取り扱いを設定できます。また、今までプラグインを確認することができなかったのですが、今度はプラグインのメニューもつきました。Privacy では Cookies の設定がすこし細かくできるようになりました。
- プラグインは、~/.phenix/plagins に格納しても動いてくれません。MozillaFirebird/plagins に入れなければなりませんが、ここに入れておいただけでは、バージョンアップのたびに、MozillaFirebired を消した時、plugins ファイルも消えてしまいます。それで、私はプラグイン・ファイルを ~/.phenix/plagins に格納しておいて、アップデートのとき、そこから ~/.phenix/plagins に移すようにしています。それから、アップデート後にした調整は、MozillaFirebird/searchplugins の google.src を書き換えて www.google.co.jp を探しにいくようにしたことです。
- JAVA の組込みを自動でこころみましたが、うまくいきませんでした。自動でインストールされる JAVA 環境は 1.3 なのですが、0.7 には 1.4.2 が必要とのことでした。それで http://www.java.com/ja/download/linux_manual.jsp から j2re-1_4_2_01-linux-i586-rpm.bin をダウンロードしました。 j2re-1_4_2_01-linux-i586-rpm.bin は、実行属性を与えて、実行すると rpm ファイルになりますので、そこからさらに rpm -i コマンドでインストールしました。/usr/java/j2re1.4.2_01 に JAVA ファイルが出来上がります。/usr/java/j2re1.4.2_01/plugin/i386/ns610-gcc32/libjavaplugin_oji.so へのシンボリックリンクを ~/MozillaFirebird/plugins に置きました。今回はめでたく JAVA アプレットを表示してくれましたが、options でプラグインを確認してみましたが、JAVA はそこには表示されていませんでした。JAVA の有効、無効は Web Features オプションで設定するようになっています。
【Window Maker の新しいテーマ】11-10-2003
- Window Maker のテーマに、Four Aqua Fruit Themes があります。http://themes.freshmeat.net/~jenspen/ からダウンロードできます。Strawberry, Grape, Melon, Watermelon の四種類あります。その中の Grape は Vine Linux にぴったりでした。テーマを使用するには、ダウンロードした tar.gz ファイルを ~/GNUstep/Library/WindowMaker/Themes に解凍するだけです。Grape の場合、Window Maker のメインメニュー→外観・効果音の設定→テーマに Aqua Grape.themed として登録されますので、それをクリックするだけです。フルーツ・シリーズはどれも、鮮やかな色で、おいしそうなデスクトップ・テーマです。
【gFTP 2.0.15】11-3-2003
- 8月に gFTP 2.0.15rc2 を実験しましたが、フォントの関係など、うまくいきませんでした。その後、gFTP をチェックしましたら、gFTP 2.0.15 がアップロードされていました。さっそくこれを使おうとしたのですが、起動したものの、グラフィクスが表示されませんでした。新しいバージョンの設定ファイルが以前のものと違うからだろうと、ねらいをつけて、隠しディレクトリーの .gftp の中の gftprc を削除して、やりなおしたらうまくいきました。.gftp にあった以前の bookmark はそのまま使えました。今回は、きちんとフォントが表示されました。
- しかし、まだ問題点があります。png ファイルをアップロードした時、最後の 1 バイトが足らず、完全な png ファイルにならないのです。これは致命的です。また、ブックマークでローカルファイルを指定していても、ローカルファイルがリフレッシュしませんでした。それと、以前のものでは、リモートファイルを編集した場合、それをアップロードすることができましたが、今回はこの機能は働きませんでした。というわけで、またまた 2.0.13 に戻って使っています。2.0.15 の gftprc は 2.0.13 ではそのまま使うことが出来、設定ファイルはいじる必要はありませんでした。
【Xpdf】10-27-2003
【OpenOffice のその後】10-20-2003
- OpenOffice で印刷ができないという不都合がありましたが、もっと深刻なのは、OpenOffice でファイルを開けただけで、インターネットの接続が切れてしまうというものでした。しばらく使っていると、接続が回復する時もあり、システムをリセットしなければ回復しない時もあります。StarSuite 7 ならどうだろうかと試してみましたが、同じ症状でした。StarSuite 6.0 では、問題ありませんでした。この症状は、OpenOffice を使っていなくても出る場合がありますので、OpenOffice の問題というよりは、私のシステムの問題なのかもしれません。
- ところで、OpenOffice の日本語版では、新規作成時の用紙が A4 になっています。私はレターサイズを使っていますので、これを変えようと、「ヘルプ」を読んだのですが、分かりにくかったので、次に、やり方を書いておきます。
- ファイル→新規作成→文書ドキュメント で新規文書を開く
- 書式→ページ→ページタブ→用紙サイズ で A4 から Letter に変える
- ファイル→ドキュメントテンプレート→保存 で「新しいドキュメントテンプレート」に「レター」(あるいは任意の名前)をつけて保存する
- 「OK」を押して閉じる
- ファイル→ドキュメントテンプレート→管理 から「標準」フォルダを開き、「レター」を選ぶ
- 同じ画面で「コマンド」をクリックして「標準テンプレートとして設定」を選ぶ
- 「閉じる」を押す
ファイル→新規作成→文書ドキュメント で新規文書を開くと、レターサイズになっているのがわかります。
【OpenOffice 日本語版登場】10-13-2003
- 日経 Linux のページで、OpenOffice の日本語版登場のニュースを見て、さっそくダウンロードしてみました。日本のサーバーからダウンロードを試みましたが、すごくのろいので、ドイツのサーバーから OOo_1.1.0_LinuxIntel_install_ja.tar.gz を頂いてきました。日本語版をインストールには、まず、英語版を消しておかなければならないので、OpenOffice をインストールしたディレクトリーの setup を動かして、プログラムの削除を選びました。日本語版のインストールの要領は英語版と全く同じです。このバージョンでは百ページにも及ぶ日本語 PDF マニュアルが完備しており、いたれりつくせりです。
- ニュースには「縦書きができる」とあったので、試してみました。「書式」→「ページ」の「ページ」タブを開くと、「文字方向」で「右から左へ(縦書き)」というのがちゃんとあります。いままで、「図形機能」で縦書きボックスでしか縦書きができなかったものが、ちゃんと本文で縦書きができるようになりました。試しに縦書きの段組文書を作ってみましたが、うまくいきました。また、それを PDF に変換してみましたが、これもうまくいきました。
- 私のシステムでまだ未解決のことは、印刷の問題です。StarSuite 6.0 では、印刷ではほとんどトラブルがなかったのですが、OpenOffice ではすんなり印刷できるファイルがあるかと思うと、1ページだけしか印刷できなかったり、全く印刷できなかったりしたりします。HTML ブラウザや Eメールクライエントでの印刷などの場合は問題なく出来ますから、これは OpenOffice と私のシステムとの問題だと思います。今は、くわしく調べる時間がありませんので、どうしても印刷できなかったものは、PDF に変換してから Xpdf を使って印刷しています。
【OpenOffice.org 1.1.0 はすごい!】10-6-2003
- OpenOffice.org 1.1.0 がリリースされ、評判になっていましたが、私は StarSuite 6.0 を持っているから…と見向きもしませんでした。けれども、英語版でも、日本語がまともに使えるとのことで、ダウンロードして試してみることにしました。ダウンロード元は、www.openoffice.org です。tar.gz ファイルは 78MB もありますが、ケーブルの威力で、あっという間のダウンロードでした。インストールは簡単で、tar.gz を解凍してできた setup ファイルを、X 上で実行させるだけ。きれいな画面のインストラーが動いて、JAVA をチェックし、ローカルの設定をして終わりです。私の場合は JAVA は自動的に検知しなかったので、手動で JAVA 実行環境へのパスを入れました。プログラムの起動は、soffice で行います。Window Maker のアイコンは、OpenOffice ディレクトリーの share/icon/ooo_gulls.png を使っても良いのですが、ちょっと小さめだったので、OpenOffice の About 画面から「波模様」と「二匹のかもめ」を合成して 52 x 52 のアイコンをつくりました。
- これは、英語版ですが、日本語の独自の機能は最初は全部組み込まれています。ただし、そのままでは日本語フォントを表示しませんので、Toos → Options → Language Settings → Languates で Locale setting を Japanese に Defult languates for documents (Asian) を Japanese にしておきます。Asian Layout の First and last characters はいわゆる禁則処理で、これも Japanese にしておきます。また Format → Character → Asian Layout では、ふりがななどを二行にして書くことのできる Double-lined という便利な機能を選ぶことができます。Format → Paragraph → Asian Typography では禁則処理、句読点のぶら下げ、日本語と英語との間隔の調整などができます。この調整は一度して、保存しておけば起動のたびに反映されます。ふりがなだって、Format → Ruby で出来ます。「全角文字」と「半角文字」、「ひらかな」と「カタカナ」の相互変換も Format → Case/Characters でやってしまえます。
- ただし、StarSuite 6.0 で HG Mincho Light フォントを使って作った文書は、OpenOffice には HG Mincho Light が入っていないので、フォントがずれて表示されます。それで私は、share/fonts/truetype の sohgmlj.ttf を StarOffice から OpenOffice にコピーしました。font.dir は自動的に作ってくれますので、フォントのインストールは簡単にできました。
- それで、OpenOffice のどこが「すごい」かというと、StarSuite 6.0 でできることは、なんでもできるということです。スペルチェッカーも動きますし、印刷も大丈夫です。縦書きもできます。それ以上にすごいのは、一発で PDF が、しかも日本語 PDF も作ることができるということです。PDF 作成機能は Windows 版にもついていています。StarOffice 6.0 では Windows 版には PDF 作成機能はありませんでしたし、Linux 版でも、英語しか変換できませんでした。もっとも、あるファイルを作った時、Adobe 社のもので作れば 15KB で済んだのに、OpenOffice では 150KB になってしまったということもありますが、Adobe PDF Writer なしでも、いちおうの PDF ファイルを作ることができます。Linux では、Acrobat Reader はありますが、Writer は今のところないので、これは大助かりです。StarSuite 6.0 では、英語の PDF は作れても、日本語はだめでしたから、ここが「すごい」と思いました。Word や Excell のファイルもほとんど読むことができますが、テキストファイルの読み込みでうまくいかないものがありました。
- これだけのものが無料で手に入るのですから、贅沢を言ってはいけないのですが、英語版の OpenOffice では、ラインスペースが single line, double line という設定になっていて、日本語ではラインスペースの細かい調整ができないところが、改良されればと思いました。インデントにしても、日本語の場合は、「何文字下がる」かで決めることが多いので、そのような設定ができればと願っています。StarSuite 7 の体験版はダウンロードしたばかりで、まだくわしく見ていませんが、OpenOffice 1.1.0 は StarSuite 7 に相当する機能を持っているようです。
【Sharp LCD モニター】9-29-2003
- 事情があって、いままで使っていた LCD Monitor を娘に譲ることになって、手ごろなモニターを捜しにいきましたら、 Sharp の 15 インチモニターを見つけました。ほんとうは17 が欲しかったのですが、予算の関係で断念しました。 買ったモデルは LL-T15G3 でした。これが気にいった理由は、余分なものがなくて、とても小さいということです。スタンドを除くと、幅 338 ミリ、高さ 275 ミリ、奥行きは 63ミリしかありません。画面の枠も、細いところは 15 ミリ程度しかありません。普通は大きな AC アダプタがついてきて、これがとても重いものなのですが、このモニターには電源装置も含まれていて、コードだけで電源を取ることができます。内臓スピーカーなど無駄なものは一切ついていないので、とてもすっきりしています。スタンドもちいさく、とりはずしも可能で、モニターをアームにつけたり、壁掛けにすることもできそうです。
- さて、これを Linux で使うには、X の設定をやりなおさなければいけません。私の Vine では、X の設定プログラムが起動してくれないので、直接 XF86Config を編集することにしました。テキストモードで root になって pico を使って /etc/X11/XF86Config-4 を編集しました。9月8日の記事に書いたように、テキストモードのスクリーンを拡張しておいたので、テキストモードでの編集も全体をみわたせて快適でした。
- Vine には XF86Config が二種類あって、XFree-3.3.6 用に XF86Config ファイルが、XF86-4.2.0 用に XF86Config-4 が用意されています。これは、過渡的なもので、XFree86-4.x.x に移して問題はないと思います。私は XFree86-4.2.0 の環境でしか使っていません。それで、XF86Config-4 のほうを編集したわけです。
- XF86Config-4 のモニターのセクションは次のようになっています。
Section "Monitor"
Identifier "Monitor0"
VendorName "Sharp"
ModelName "LL-T15G"
HorizSync 31.5-60
VertRefresh 56-75
Option "dpms"
(途中略)
EndSection
モニターの規格表によると、 Hsync は 31.5 kHz - 60.0 kHz、 Vsync は 56 Hz - 75 Hz になっていましたので、その値を上記の赤字のようにいれました。モニターは実際には V:75Hz H:60.0 KHz で動いています。
- ついでに、色深度を 16 ビット(High Color)、画面の大きさを 1024 × 768 にするため、次の部分を変更しました。
Section "Device"
Identifier "SiS 630"
Driver "sis"
VendorName "SiS 630"
BoardName "SiS 630"
EndSection
Section "Screen"
Identifier "Screen0"
Device "SiS 630"
Monitor "Monitor0"
DefaultDepth 16
Subsection "Display"
Depth 16
Modes "1024x768"
EndSubsection
EndSection
- このモニターは、さすがに日本の製品だけあって、画面の調整メニューには日本語を選ぶことができました。ただし、マニュアルには日本語のページはありませんでした。
【sync コマンド】9-22-2003
- Linux を使いはじめたころ、フロッピーに保存したはずのデータが保存されていなかったことがありました。Linux では、データをバッファにためておいて、一気にデータを書き込みますので、実際の書き込みをしないうちにフロッピーを取り出したからです。これを防ぐには、sync というコマンドを実行すれば良く、そうすればフロッピーが回り出し、実際の書き込みができます。このコマンドはフロッピーばかりでなく、9月1日に書いた Flash Driver の場合にも使えば、書き込みを確実にすることができます。
【ウェブページ開設7周年】9-15-2003
- 今日は何の記念日でしょう。私がインターネットホームページを開設した日で、7周年を迎えたのです。(Linux 関係の記事を書き始めたのは 2000年からです。)最初は、ISP が提供してくれたわずかなスペースに文字だけのページを作って始めたのですが、今年の3月には、ドメインネーム PenguinClub.net を取得して、「本格的な](?)ページづくりに乗り出しています。
- ウェブページをやりはじめる人は多いのですが、たいていは長く続きません。その理由のひとつは「主張したいもの」が明確でないからかなと思います。「これを伝えたい」という情熱がなければ、ウェブページは続きません。
- 次に、ウェブページの仕組みをきちんと理解しすることです。私はづっと、エディタ一本で HTML を書いていますが、こうすることによって自分が一体何をしているのかが分かります。HTML のオーサリング・ツールを使えば凝ったページを作ることができるでしょうが、トラブルがあった時、対処できません。CGI も人の作ったものを借りてくるだけではなく、仕組みがわかれば、自分に必要なプログラムをどんどん作ることができます。知識を深めていかなければ、ウェブページづくりも面白くなくなっていくでしょう。
- さらにウェブページは、インターネットに公開する以上、公共のものです。法律的に、社会的に、道徳的に問題のないものにしていく責任があります。インターネットの世界においても、資源は限りがあります。誰かの役に立つという確信がないのなら、無駄なページは載せないほうが良いでしょう。公共に役立てたいという精神も必要です。
- と、まあ、偉そうなことを書きましたが、私のつくっているページがどれほどみなさんの役に立っているでしょうかね。
【コンソールの拡張】9-8-2003
- Linux のコンソールは 80 字 × 25 行で、でかでかと文字が映し出され、コンソールプログラムをまともに使うのには不便です。Vine 2.6 では lilo.conf の最初に vga=771 という行を追加すると、コンソールが解像度 800 × 600、256色になり、100 字 × 37 行まで表示できます。また、この場合 kon を使わなくても最初から漢字が表示され、w3m では画像も表示されます。
- それで、emacs を使って、コンソールからファイルの編集を試みてみました。Vine の emacs では canna が組み込まれていて、日本語の入力が出来ます。ただし、日本語への切替えが X の場合は Shift + Space でしたが、コンソールの場合は Control + \ なので、すこしとまどいました。
- emacs を使っていて気がついたのですが、ウィンドウズから転送してきたファイルには、行末に ^M という記号(CR記号)がついてきました。これは改行記号が Linux 標準の LF になっていないためでした。それで、xz でコード変換しようと、ファイルを開いてみましたら、なんと文字コードが JIS になっていました。emacs で HTML ファイルを読み込んだので、HTML 編集プラグインが自動的に働いて、EUC が JIS になったのでしょう。コンソールで emacs を使って HTML のタッチアップ編集をした時は気をつけなければいけないことが分かりました。
【MP3 プレーヤーとの接続】9-1-2003
- さまざまな MP3 プレーヤーが出回っています。私は、去年、MP3 ファイルを再生できるポータブルの CD プレーヤーを買いました。理由は、値段が安いこと、一度にたくさんのファイルを保存できること、ふつうの CD も聞けることなどでした。旅行に持っていって飛行の中や車の中で聞くにはもってこいです。しかし、最近、アナログ信号から直接 MP3 を作れたら便利だろうと思って、そうした機種を探していました。録音機能のついた MP3 プレーヤーの中には、内臓マイクはあってもアナログ入力端子がなかったり、音声の録音ファイル形式が WAV だったりして、なかなか良いものが見つかりませんでしたが、立ち寄った店に手頃な値段で、アナログから直接 MP3 ファイルを作ってくれる、エンコード機能がついたものを見つけました。Archos の Ondio 128 でした。パッケージには Linux で使えるとも、使えないとも書いてありませんでしたが、Flash Memory を使っている限り、USB Flash Drive と同じやり方で使えるはずだと見当をつけて買いました。
- 私のしたことは次のとおりです。Ondio をパワーオンにしてから、付属の USB コードでコンピュータとつなぎました。Ondio のディスプレー に USB と出ました。まずは、
# mkdir /mnt/usbdrv
としてマウントポイントを作成しました。
それから、
# /sbin/lsmod
で、usb-storage モジュールが動いているか、試用中でないかどうかを確認しました。使っていない場合、
Module Size Used by Tainted: P
usb-storage 60832 0
となっています。普通の設定ではモジュールは動いていますが、モジュールが動いていなければモジュールを動かします。使用中であれば
# /sbin/modprobe -r usb-storage
# /sbin/modprobe usb-storage
とします。あとは
# mount /dev/sda1 /mnt/usbdrv
とすれば、ファイルのやりとりが出来ます。私はルートで作動することを確認してから fstab に次行を加えて、ユーザでもマウントできるようにしました。
/dev/sda1 /mnt/usbdrv vfat noauto,users 0 0
- Ondio は、この種の MP3 プレーヤーとしてはちょっと大き目で、電池も三本必要で、決して軽くはありませんが、ディスプレーが大きいので、ファイルのリストを見るのに、見やすく、目的のファイルを探すのに便利です。また、テキストファイルを閲覧できますので、簡単な「電話帳」などをアップロードしておけば便利かもしれません。小さなサイズのファイルなら、臨時のファイル保存デバイスとして使うこともできます。内蔵の 128M のメモリには CD 三〜四枚分の音楽をいれておくことができます。ただ、AAA (単四) の電池は、わりと早く減るので、長時間録音をする時などは外部から電源を供給できれば良いのにと思うこともあります。そのうち、電源ドックでも作ってみようと思っています。
【gFTP 2.0.15rc2 のインストール】8-25-2003
【Firebird 0.61 とプラグイン】8-18-2003
- Firebird が 0.6 から 0.61 にバージョンアップされました。さっそくダウンロードしてインストールしました。新しいバージョンに期待していましたが、ひとつ、トラブルがありました。JAVA プラグインが使えなくなったのです。いろいろ試してみましたがうまくいかず、やむなく、もういちど 0.6 に戻しました。JAVA ランタイムは、最新版の j2re1.4.1_04 を http://java.sun.com/getjava/ja/manual.html からダウンロードしました。
- flashplayer は、今まで libflashplayer.so を plugins ディレクトリにコピーして使っていたのですが、これだけでは正しく表示されないページがありましたので、install_flash_player_6_linux.tar.gz を解凍してできた flashplayer-installer を実行させて組込もうとしましたが、このインストラーをユーザ権限で実行すると、~/.mozilla にプラグインを組み込んでしまい、うまく動きません。それで、ルート権限でインストラーを実行させましたら、mozilla のインストール先を聞いてきましたので /usr/local/MozillaFirebird と入れて、無事に flashplayer が使えるようになりました。
- それから、Firebird の詳しいヘルプが http://texturizer.net/firebird/ にあるのを見つけました。これはとても役に立ちます。同じものの日本語版は http://members.jcom.home.ne.jp/noririty/help/index-ja.htmlにあります。このサイトによると、現在、ブラウザやメール・クライエントなど、統合環境にある Mozilla は将来、ブラウザやメール、チャット・プログラムなどがそれぞれ単体で動くものに代わり、Firebird はそのブラウザ・プログラムになるのだそうです。Firebird が MozillaFirebird と名付けられているのは、そういう理由からなのでしょう。
【xine のアップデート】8-11-2003
- xine-lib-1-rc0a.tar.gz がリリースされていましたので、インストールしました。rpm でのインストールでは /usr/bin に xine がインストールされますが、ソースからのインストールでは /usr/local/bin に xine が入ります。ビルドに時間がかかりましたが、ソースからのインストールが無事終了しました。ついでに xine-ui-0.9.22.tar.gz もダウンロードして、ユーザインターフェースもソースからビルドしました。xine-ui のビルドには curl-devel-7.10 以上が必要でしたが、これは rpm でインストールしました。
- さっそくムービーファイルを再生してみましたが、今まで再生できなかった古いタイプの AVI も再生できるようになり、音声が再生できなかったものもできるようになり、いろんなところでバグが直されていることがわかります。xine の起動とともに出るスプラッシュ画像は、/usr/local/share/xine/skins に xine_splash.png として保存されていますが、これがなかなかカッコよく作られています。このスプラッシュをロゴにするには、xine_splash.png を xine-ui_logo.mpv に名前を変えれば良いだけです。(そのまえに、オリジナルの xine-ui_logo.mpv のバックアップをとっておきましょう。) /usr/local/share/xine/visuals には default.avi というのがありますから、これを /usr/local/share/xine/skins/xine-ui_logo.mpv にすれば、xine の起動時に動画のロゴが出ます。
- xine-ui にはインストール時にスキンが三つ入っていますが、どれもかなり大きめなので、mplayer 風のスキン mplayer.tar.gz もダウンロードして /usr/local/share/xine/skins に解凍しました。ところが、xine-ui はこれを感知してくれませんでした。おかしいと思い、ファイルの属性をしらべましたら、ディレクトリーのユーザが root になっていませんでしたので、これを変え、すべてに実行属性を与えたら大丈夫になりました。
- この間ガラージを整理していましたら、昔々、CD-ROM ドライブを買った時に付録でついてきたマルティメディア・エンサイクロペディアの CD が出てきましたので、その中にあった mov ファイルだけを抜き出して、我が家のイントラネットで、オンライン・エンサイクロペディアをつくって見ました。xine は avi, mov, mpg, wmv をはじめ divx も再生することができます。
【リアルファイルの連続再生】8-4-2003
- 「オンライン・ラジオの楽しみ方」で書きましたように、FMトランスミッタをコンピュータのスピーカーについているヘッドフォンジャックに接続し、離れた部屋の FM ラジオで聞いていますが、FM Walkman のかわりに、もうすこし感度の良いデジタルチューニングのラジオに変えてみました。そうしたら、格段に音質が良くなりました。前回「音質はぐんと落ち、雑音も入ります」と書きましたが、ずいぶん改善されました。しかし、リアルタイムのストリーミング放送の場合は、ずっと聞いていられるのですが、オンデマンドで、番組がいくつかのファイルに分かれている場合、ひとつの番組が終わるたびに、次の番組を聞くのに、コンピュータにもどっていちいちクリックしなければなりません。たとえば、http://www.bridgeusa.com/ の RADIO STATION にはロスアンゼルス在住の日本人を対象に放送されているニュース番組の「ライブ放送」と「オンデマンド放送」があります。オンデマンドの場合、「ヘッドラインニュース」「ハイライトニュース」「スポーツニュース」「USニュース」「インフォテーメント」と番組がこまかく分かれています。これを一度に、連続再生させようと試みました。
- リアルファイルの拡張子は .rm で、そのファイルは headline.rm などになります。しかし、html ファイルには headline.rm に直接リンクをはるのでなく、headline.rm の URI を記述した headline.ram をつくり、それにリンクします。それなら、リアルファイルをリストすれば良いのではと思いつき、 bridgeradio.ram をつくり、次のように記述しました。
http://www.bridgeusa.com/real/headline.rm
http://www.bridgeusa.com/real/highlight.rm
http://www.bridgeusa.com/real/sports1.rm
http://www.bridgeusa.com/real/us1.rm
http://www.bridgeusa.com/real/info.rm
コマンドラインから $ realplay bridgeradio.ram として、リアルファイルの連続再生に成功しました。
- これは、bridgeradio.smil ファイルに次のように記述しても同じ結果になります。
<smil>
<head>
<!-- Presentation attributes -->
<meta name="title" content="BridgeUSA Radio" />
<meta name="author" content="Penguin Club" />
<meta name="copyright" content="(c)2003" />
</head>
<body>
<seq>
<audio src="http://www.bridgeusa.com/real/headline.rm" />
<audio src="http://www.bridgeusa.com/real/highlight.rm" />
<audio src="http://www.bridgeusa.com/real/sports1.rm" />
<audio src="http://www.bridgeusa.com/real/us1.rm" />
<audio src="http://www.bridgeusa.com/real/info.rm" />
</seq>
</body>
</smil>
もっとも、.smil ファイルは、画像とテキストを組み合わせたもっと高度な記述に用いられるのですが…。http://www.jp.realnetworks.com/solutions/getstarted/index.html にあるリアルネットワーク・オンライン・トレーニング「概要編」は良くできていて、役に立ちます。
【羨望の 64 ビットコンピュータ】7-28-2003
- 私の最初のコンピュータは 8 ビットコンピュータでした。その後、16 ビットとなり、次に、今の 32 ビットとなりました。ワークステーションではすでに 64 ビットのものがありましたが、パーソナルコンピュータが 64 ビットになるのは時間の問題と思っていましたが、長く 32 ビットの時代が続きました。いよいよ、IBM が Mac G5 用に 64 ビットプロセッサーを開発し、アップル社から売り出されるのも間近かになりました。「世界最速のパーソナルコンピュータ」というふれこみで宣伝が出ていました。また、AMD もすでに 64 ビットプロセッサー Opteron を発表しており、Turbo Linux 社がこれに対応したディストリビューションを出しています。Turbolinux 8 for AMD64 です。Linux カーネールは 64 ビットネイティブで設計されているので、64 ビットプロセッサーと Linux は MS Windows を寄せつけない力を発揮することでしょう。いちどその凄さを体験してみたいものです。
【オンライン・ラジオの楽しみ方】7-21-2003
- ブロードバンドになって、オンライン・ラジオを楽しんでいます。しかし、オンライン・ラジオを聞くのにコンピュータの前にじっと座っているのも不便なので、FMトランスミッタを買ってきました。コンピュータのスピーカーについているヘッドフォンジャックにプラグを差し込むと、電波を出してくれますので、SONY の FM Walkman を腰につけ、イヤホンで聞いています。
- ただし、電波はごく弱いので、あまり遠く離れると聞こえなくなってしまいます。それでトランスミッタに細いワイヤを巻いて、ワイヤの先をカーテンレールにひっかけて、アンテナ代わりにしてみました。こころもち、電波が強くなったかなと思います。ラジオを通して聞くと音質はぐんと落ち、雑音も入りますが、自由に動き回れるのは、助かります。
【ウェブメールのインストール】7-14-2003
- わが家のイントラネット「かぞくネット」でメールを使えるようにするため、ウェブメールサーバー Squirrel Mail をいれました。Sqirrel Mail の日本語公式サイト http://www.squirrelmail.jp からリンクをたどって ftp.sanguine.jp から日本語パッチをあてた Redhat 7.x 用の rpm パッケージ squirrelmail-ja-1.4.0-7_rh7x.nonarch.rpm をいただいてきました。
- Suquirrel Mail は PHP4 で動きますので、まずは PHP4 のインストールから始めました。幸い Vine Plus に PHP4 の rpm パッケージがありましたのでこれを利用しました。PHP4 を入れたら /etc/php.ini の file_uploads が On になっていることを確認するようにとのことでしたので、このファイルをのぞいてみましたら、次のようになっており、大丈夫でした。
;;;;;;;;;;;;;;;;
; File Uploads ;
;;;;;;;;;;;;;;;;
; Whether to allow HTTP file uploads.
file_uploads = On
- それから IMAP (インターネットメールプロトコル)を inetd で有効にするため /etc/inetd.conf に次の記述がありますので、#imap の行をコメントアウトしました。IMAP には POP の機能も含んでいるので、pop をコメントしておきました。
#
# Pop and imap mail services et al
#
#pop-2 stream tcp nowait root /usr/sbin/tcpd in.qpopper
#pop-3 stream tcp nowait root /usr/sbin/tcpd in.qpopper
imap stream tcp nowait root /usr/sbin/tcpd imapd
POP がメッセージをクライエントに置いて処理するのにたいして、IMAP はメッセージをサーバーに置いて処理する違いがあります。
- squirrelmail-ja を rpm からインストールすると /etc/httpd/conf に httpd-squirrelmail.conf というファイルができます。ここには
Alias /webmail /usr/share/squirrelmail
という記述があります。http://localhost/webmail とした場合、ウェブサーバーが /usr/share/squirrelmail ディレクトリを参照するという意味です。/etc/httpd/conf ディレクトリーで次のコマンドを実行して、この記述を /etc/httpd/conf/httpd.conf の末尾にそっくりそのままコピーしました。
# cat httpd-squirrelmail.conf >> httpd.conf
>> は追加して書き込むという意味です。httpd を再起動してこの設定を有効にしました。
# /etc/init.d/httpd restart
念のため inetd も再起動しておきました。
# /sbin/service inet reload
- 基本的な設定は /usr/share/squirrelmail/config/conf.pl でできます。私の場合はデフォルトのままで、ブラウザから http://localhost/webmail として SquirrelMail をたちあげました。ログイン画面では /home 以下に登録されているユーザ名とそのパスワードを入れました。root は受け付けません。Squirrelmail に関係のあるディレクトリーは次の通りです。
/usr/share/squirrelmail SquirrelMail 本体
/var/lib/squirrelmail/prefs オプション設定ファイル
/var/spool/mail 受信メールがユーザ名のついたファイルに格納される
/var/spool/sq/attach メールアタッチメント
/home/USER/mail Drafts, Sent, Trash ファイルに
草稿、送信済み、廃棄メールがおさめられる
- まず、ふたつのコンピュータを LAN につなぎました。サーバーに southpole.net クライエント側に northpole.net という名前をつけました。/home 以下に penguin と whitebear のふたつのユーザーを置き、penguin@southpole.net と whitebear@northple.net とでメールのやりとりをしました。クライエントである whitebear から http://southpole/webmail に入り、ログイン画面から「ユーザ名」whitebear と、そのパスワードを入れて入りました。whitebear のオプションではメールアドレスを whitebear@southpole.net にしました。ここではメールサーバーのドメイン名を入れなければなりません。whitebear@notrhpole.net では交信できません。それから「メッセージ作成」を選び、宛先を penguin@southpole.net にしてメールを送りました。アドレス帳にアドレスを登録しておけば、アドレス帳から宛先を入れることができます。メールのやりとりは成功しました。アタッチメントも大丈夫です。JPG ファイルなどは自動的に表示してくれます。
- 交信が成功したので、conf.pl をいじって、ログイン画面のリスの絵を熊の絵にかえてみたりしました。カスタマイズのほとんどは conf.pl でできます。MS Windows マシを接続して SquirrelMail に入ろうとしましたが、ホスト名の解決ができないので、入るとができませんでした。ホスト名を登録する方法があるのでしょうが、どうしたら良いかわからないでいます。それにしても、このウェブメールのユーザは、いまのところ二人だけ、インターネットに公開しないかぎりさして使い道はありませんね。しかし、将来のために良い勉強になりました。
- なお、SquirrelMail のアカウントには、Shylpheed でも入ることができます。Shylpheed で IMAP のアカウントを作れば良いのです。プロトコルを IMAP4 にして、受信用サーバー、SMTPサーバーを whitebear@southpole.net にし、「ユーザID」と「パスワード」を入れれば、アカウントの下に、southpole.net の /home/whitebear にあるフォルダが表示されます。これでメールの送受信ができますが、このままだと「送信控を保存できません」というエラーがでます。Shylpheed の「高度な設定」で「送信控フォルダの場所」以下を指定すればエラーが出なくなりました。「送信控」は /home/whitebear/mail/Draft に、「草稿」は /home/whitebear/mail/Sent に入りますが、「ごみ箱」だけは /home/whitebear/mail/Trash に入らないで /home/whitebear/Trash に入ってしまいます。その他は問題なく動いてくれました。
【Kterm アイコン騒動】7-7-2003
- Windows Maker の Kterm アイコンを間違って消してしまいました。それでメイン・メニューから Kterm を起動して、そこで出来たアイコンをクリップに貼りつけたのですが、Kterm ウィンドウがひとつしか開かないという不都合が出ました。Control を押しながらアイコンをクリックすればいくつでも起動できるのですが、もとにもどしたほうが気持がいいので、~/GNUstep/Defaults/WMState を調べたら、Kterm の設定が次のようになっていました。
{
PasteCommand = "kterm -sb %s";
Name = kterm.KTerm;
DropCommand = "kterm -sb %d";
Lock = No;
AutoLaunch = No;
Command = "kterm -sb";
Position = "1,7";
Forced = No;
BuggyApplication = No;
Omnipresent = No;
}
ネットワークでつないだもう一台のコンピュータの同じファイルをのぞいてみると、Kterm の部分は次のようになっていました。
{
Name = kterm.sh;
Lock = No;
AutoLaunch = No;
Command = " kterm.sh";
Position = "7,0";
Forced = No;
BuggyApplication = No;
Omnipresent = No;
}
- それで Position = "1,7"; の部分だけを残して、他をオリジナルのように書き換えたのですが、書き換えたはずの設定が保存されません。なぜかというと、ファイルの書き換えを X 上でやっていたからです。Kterm アイコンを消去してから、コンソールモードに戻り、コンソール用のエディタで、ファイルを変更してから Window Maker を起動しましたら、元通りになりました。
- アイコンを誤って消さないようにするには、アイコンを右クリックして「設定」を選び、「ロック(誤操作による削除を予防)」にチェックを入れておきます。私は、Kterm アイコンにさっそくロックをかけておきました。
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