Linux Memo

【firestorage】7-6-2009

ファイルの保存と共有のためのサイトを調べていましたら、http://firestorage.jp というサイトを見つけました。試しに 300MB ほどの音声ファイルをアップロードしました。すごく時間がかかりました。アップロードが完了すると、ファイルを保管してある URL が
```
http://firestorage.jp/download/9287b62c5e9408b8320fa29db6d526090915d2d2
```
などと表示されます。そこにアクセスすればファイルをダウンロードすることができます。ファイルをアップロードした URL を知らせれば、他の人もそれをダウンロードすることができます。
アップロードしたファイルの管理などをするにはメンバー登録をしてログインすれば良いのですが、メールアドレスを送ってメンバー登録したのですが、返事がないのでメンバーが使える機能を試すことができないでいます。

【VirtualBox】7-13-2009

Linux で Windows を使うために VirtualBox を導入しました。Sun Micro System 社が無料で提供している「仮想マシン」プログラムです。deb パッケージでインストールし、

$ VirtualBox

とタイプして起動したら

WARNING: The vboxdrv kernel module is not loaded. Either there is no module
         available for the current kernel (2.6.28-13-generic) or it failed to
         load. Please recompile the kernel module and install it by
           sudo /etc/init.d/vboxdrv setup
         You will not be able to start VMs until this problem is fixed.

というメッセージが出ました。指示どおり

$ sudo /etc/init.d/vboxdrv setup

を実行し、あらためて起動しました。

それから Windows XP を導入しました。Windows XP はホームディレクトリーに
```
.VirtualBox/HardDisks/winxp.vdi
```
として格納されました。
私の Happy Hacking Keyboard には「右 Control キー」がないので、キャプチャー機能の解除には「右 Alt キー」を設定しました。Linux と Windows とのデータのやりとりに USB ドライブを使うつもりでしたが、私のマシンの問題らしくうまくいかなかったので、別の方法でデータ交換することを考えてみたいと思っています。

【Virtual WinXP とのデータ交換】7-20-2009

VirtualBox で起動した WinXP とのデータ交換のために NAS を使ってみました。Windows がわでは「マイネットワーク」パネルで「ネットワークプレース」の追加を使って NAS を ftp 接続させました。Linux で NAS にアップロードしたファイルを Windows がわで受け取り処理して、NAS にアップロード。Linux がわでは NAS からダウンロードしてそれを使いました。面倒ですが、なんとかデータのやりとりができました。
VirtualBox の WinXP には Word97 や JustPDF[作成]、WZ が使えました。他にもインストールして使うことのできるものがたくさんあるのでしょうが、私の場合はあくまでも Linux がメインですので、多くを試すつもりはありあません。

【Virtual WinXP でのプリンター使用】7-27-2009

VirtualBox 内の WinXP に MS Office 2000 を CD からインストールしようとしたらできなかったので、CD の内容をハードディスクに移して、ハードディスクからインストールしたら無事に Word 97 からのアップグレードに成功しました。ついでに WinXP をSP3 まで、IE を 8 までアップグレードしておきました。
これで WinXP で使おうとしていたものが揃ったので、最後にネットワーク・プリンターへの接続を試みました。
ネットワーク・プリンターへの接続はプリンター付属の CD で簡単にできました。試しにプリントしてみましたが、問題なくできました。VirtualBox 内の WinXP は画面の大きさを 800×600 に設定してあるので、作業しづらいときもありますが、これで、二台のコンピュータやデュアル・ブートの必要なく Windows を使うことができるようになりました。

【Opera 10ベータ】8-3-2009

Opera 10 のベータが出ていたので試しました。Ubuntu 用のパッケージは 7.10 のものしかありませんでしたが、問題なくインストールできました。Opera 10 にしたとたん画面がきれいになりました。flash や pdf のプラグインも問題なく動きました。こまかいバグもとれているようで、突然落ちることもなくなりました。Opera の改良をうれしく思いました。
最も新しいブラウザ Google Chrome も Windows のベータ版が出ていました。試してみましたが、Firefox と Opera の両方のいいとこ取りをしたような構成になっていましたが、とても個性的で好感は持てました。Linux 版も準備中とのことで、情報を送ってもらうため Google Chrome のウェブサイトにメールアドレスを記入しておきました。

【VirtualBox での USB 認識】8-10-2009

7月13日の記事に VirtualBox で USB ドライブを認識できないと書きました。Ubuntu のコミュニティ・ドキュメント（https://help.ubuntu.com/community/VirtualBox/USB）によると /etc/fstab に vboxusers のグループIDを指定して次のように記述すれば良いとありました。
```
$ grep vboxusers /etc/group
```
として、その番号が私の場合 121 であることが分かりましたので
```
none /proc/bus/usb usbfs devgid=121,devmode=664 0 0
```
としたのですが、VirtualBox で USB フィルターがアクティブになっているにもかかわらず、「デバイス利用不可」とのメッセージが出ました。
さらに調べると http://ubuntu-smash.blogspot.com/2008/11/810-intrepid-ibexvirtualboxusb.html では plugdev のグループIDを指定するよう書かれていましたので、plubdev のグループID、46 を次のように指定したら、無事に USB ドライブが使えるようになりました。
```
none /proc/bus/usb usbfs devgid=46,devmode=664 0 0
```
この設定を反映させるために、fstab にリストにあるデバイスのすべてをマウントさせるコマンド
```
$ sudo mount -a
```
を実行しておきました。
VirtualBox の USB フィルターの設定画面で、さまざまな USB 機器をつないでそれを登録しておけば、Windows XP をゲストで起動したあとは、プラグ＆プレイで USB 機器を使うことができるようになります。ただ、ホストOS と共有することはできず、ホストOS にもどって USB 機器にアクセスしたい場合は、ゲストOS の USB 機器の利用を解除する必要があります。

【Dymo Label Printer v.8】8-17-2009

VirtualBox で USB が認識できるようになったので、Dymo Label Printer を試してみました。ソフトウェアが v.8 にバージョンアップされており、このバージョンでは日本語を使うことができ、日本語ラベルも、そんなにきれいにではありませんが、印刷できるようになりました。

【VirtualBox で ISO ファイルを使う】8-24-2009

VertualBox で CD をマウントするとき、実際の CD ではなく、CD から ISO イメージを取り出したものを読み込んで使うこともできます。CD からのインストールでうまくいかなかったものはこの方法でインストールしました。CD から ISO イメージ・ファイルを作るには次のように dd コマンドを使いました。
```
$ dd if=/dev/cdrom of=/home/penguin/iso/wzeditor50.iso
```
VirtualBox では ISO イメージのマウントは GUI でできますが、コマンドラインからは次のようにします。
```
# mkdir /mnt/iso
# mount -t iso9660 -o loop mycdimage.iso /mnt/iso
```
Linux で作った ISO イメージを Windows でも利用できないかと調べてみましたら、Alcohol 52％というフリーのソフトウェアを見つけました。http://www.free-downloads.net/programs/Alcohol_52__Free_Edition からダウンロードしてみました。ISO イメージを読むだけでなく、作成することもできました。名前は変わっていますが、すぐれたソフトウェアだと思います。これなら、CD や DVD ドライブのないコンピュータでも USB ドライブを介して ISO イメージを移せば CD や DVD からのアプリケーションのインストールやデータの利用ができそうです。この方法で DVD ムービーを観ることはまだ実験していませんが、いつかやってみたいと思っています。

【VirtualBox に GuestAdditions を追加】8-31-2009

VirtualBox に GuestAdditions を追加することによって、
1. マウスがホストOS とゲストOS の間を切り替えなしで使える
2. ゲストOS ウィンドウの大きさを自由に変えられる
3. ホストOS とゲストOS 間でフォルダを共有できる
4. ホストOS とゲストOS 間でクリップボードを介してのデータの受け渡しができる
ようになりました。こんな便利なものをなぜ今まで使わなかったのだろうと後悔しています。
手順はゲストOS（私の場合は WindowsXP）を起動して /usr/share/virtualbox/VBoxGuestAdditions.iso を CD にマウントして実行するだけです。途中で「このソフトウェアは Microsoft の検証を受けていません」というメッセージが何度か出ますがかまわずにインストールを続行しました。ゲストOS を再起動すると、新しい機能が追加されていました。
共有ファイルを試すためホームディレクトリーに share というディレクトリーを新しく作り、VirtualBox の「設定」→「共有フォルダ」に share を指定し、WindowsXP を起動して「マイコンピュータ」→「ツール」→「ネットワークドライブの割り当て」で VirtualBOX Shared Folders の中から \\VBOXSVR\share を選びました。Windows からも Linux からも相互に書き込みができるようになり、USB ドライブを介してのファイル・シェアリングよりもずっと快適なものとなりました。ついでに Windows の My Document の参照先を \\VBOXSVR\share にしたのですが、表示が遅くなって実用的ではありませんでしたので、もとに戻しました。\\VBOXSVR\share に Windows の My Document の内容をバックアップするようにしておきました。そうすれば、VirtualBox に支障があったときも文書が失われなくて済みます。
この夏は VirtualBox に集中しましたが、これで VirtualBox をひととおり使えるようになったかなと思います。ただゲストOS を本格的に動かすためには、もっとパワーのある CPU、メモリーの追加、大容量ハードディスクが必要かと感じました。まずはメモリーの追加からはじめてみようかと思っています。

【Thunderbird 3 ベータ版】9-7-2009

Thunderbird 3 のベータ版が以前から出てきたのですが、試す機会がありませんでした。やっとインストールしてみました。Thunderbird 2 と違って libc++5 はもういらなくなりました。内部もいろいろな変更があるのでしょうが、外観の変化に目がいきました。Firefox と同じようにタブ表示になりました。メッセージのヘッダーがメッセージペインの上部に表示されるようになりました。そこにいろんなボタンが表示されるようになりましたが、あまりにもボタンが多くてわずらわしい気持ちになりました。これを表示させないオプションがあるのかもしれませんが、見つけることができませんでした。Firefox も Thunderbird も斬新さがなくなり、とても事務的になってきているように思います。私は Thunderbird 2 のほうが好みですので、もとに戻しました。

【idesk によるアイコンの設置】9-14-2009

fluxbox にはデスクトップにアイコンを置く機能がありませんが、idesk を使うとこの機能を追加することができます。Ubuntu にはパッケージもありますが、ソースのほうが少しだけ新しいバージョンだったので、ソースからインストールしてみました。/usr/local/share/idesk/dot.ideskrc をユーザディレクトリーにコピーして .ideskirc とリネームしました。次にユーザディレクトリーに .idektop/ というディレクトリーを作ってそこに /usr/local/share/idesk/ から default.lnk と folder_home.xpm をコピーしました。~/.fluxbox/startup に
```
(sleep 2; idesk&) &
exex fluxbox
exit $?
```
と記述して、再ログインするとホームアイコンが表示されました。
いくつかアイコンを追加してみました。xpm のほか png も使えましたが、svg は使えませんでした。アイコンは好きな位置にドラッグしていくことができ、ログアウトしても位置を覚えていてくれます。ただこのアイコンにはまだドラック・アンド・ドロップでアプリケーションを実行する機能がありません。この機能を使うには rox-filer のパネル機能を使ったほうがよさそうです。私は
```
$ rox-filer -l=Default
```
で左側にパネルを置き、そこにアイコンを並べています。

【idesk による壁紙の表示】9-21-2009

idesk には壁紙を表示する機能があります。~/.ideskrc に
```
Background.File:   /home/penguin/backdrops/mountains.png
```
とすると、背景を指定することができます。もっとも、この機能を使うためには ~/.fluxbox/init で壁紙の描写をしている部分を
```
#session.screen0.rootCommand:	fbsetbg -l
```
のようにコメントアウトしておく必要がありました。
```
Background.Delay: 120
Background.Source: /home/penguin/backdrops
```
とすれば、~/backdrops/ の中にある画像をランダムに分単位でオートチェンジしてくれます。アイコンのどれかをマウスの中ボタンでダブルクリックすれば、強制的に次の画像に変えることができます。ただし
```
Background.Mode: Fit 
```
などと指定しても、画像が画面サイズに合わせて拡大、縮小してくれませんでしたので、~/backdrops/ の画像はすべて convert -resize コマンドを使って画面サイズに変更しなければなりませんでした。

【Opera 10 リリース】10-5-2009

Opera 10 が出ました。ベータ版のときと違って、調整なしで日本語フォントもきれいに表示されました。私のシステムでは、CSS の表示が Thunderbird や Chrome と少し違うところがあること、PDF の表示がうまくいかないことがありました。

【chromium の開発版】9-28-2009

Google Chrome の Linux 版はまだ試せないと思っていたら、開発版が http://build.chromium.org/buildbot/snapshots/chromium-rel-linux/ にありました。これは Google Chrome の Open Source 版で Chromium と呼ばれています。これをダウンロードし、ダウンロード・ディレクトリーから chrome を実行すれば、システムにインストールしないでも動いてくれました。日本語フォントもきれいに表示されます。
```
$ ~/Downloads/chrome-linux/chrome --enable-plugins
```
とすれば flash プラグインを使うことができますが、Java、PDF プラグインにはまだ対応していませんでした。
デザインや操作性は Thunderbird, Opera と比べて抜群に良いように思いました。スキンも変えられますし、タブが表示される部分を右クリックすればシステム・バーの表示を消すことができ、画面を広く使えるのを気に入っています。

【ケーブルモデムの交換】10-12-2009

一週間ほどインターネットがつながりにくくなりました。朝はダメで夕方になると大丈夫。けれどもまた翌朝はダメといった状態でした。これでは "Always On" をうたい文句にしているケーブル接続の意味がありません。モデムに問題があると思い、新しいモデムを買いました。ケーブル会社から借りることもできるのですが、レント料金が一ヶ月3ドルから5ドルに値上げされたので、1年もすれば十分にモデム代が出るので、自分で買うことにしたのです。もっとも、レントなら故障したとき交換してもらえるという利点はありますが、今まで使ってきたモデムは2003年以来、6年以上も動いてくれましたから、故障のことはあまり心配しませんでした。
新しいモデムを買うときに DOCSIS 3.0 対応の新しいモデルのことも考えましたが、この規格を使うにはさらに接続料金を払わなければならないこと、それに、DOCSIS 3.0 対応のモデルはまだ数種類しかなく、値段も高いので、今回は見送りました。今までのモデムが DOCSIS 1.0 にしか対応していないので、DOCSIS 2.0 になっただけでも、私にしては大きな進歩です。今回買ったモデムは　Linksys CM100 というモデムで、私のケーブル会社に対応しています。これを選んだ理由は第一に Linksys ブランドであること、第二に小さくシンプルなデザインであること、第三にリセット・ホールがついていることでした。モデムの調子が悪くなったとき、リセット・ホールがない場合、「パワーサイクル」と言って、電源を抜き2分待ち、電源を入れ5分待つという作業が必要ですが、これがあれば、ホールにピンを差し込んでしばらくすれば、モデムのリセットを完了でき、便利なのです。
ケーブル会社に電話して、セットアップを頼んだのですが、私がつないだモデムにリーチできないということでしたので、Windows を使ってのセットアップを試してみました。まず VirtualBox で Windows XP を立ち上げ、Internet Explorer を開きました。それから新しいモデムをつけると、ケーブル会社のプロキシ・サーバーにつながり、セットアップ画面が出ました。指示にしたがってソフトウェアをダウンロードし、アカウント番号を入れると、プロキシ・サーバーが私のモデムの MAC アドレスを読みとり、セットアップを完了してくれました。Windows のインターネット接続設定で、プロキシ・サーバーの設定を外すと、他のサイトも見ることができるようになり、設定を完了しました。VirtualBox の Windows からでもこれができたのはとてもうれしいことでした。VirtualBox は本当に役に立っています。
Linux に戻って接続速度を測ってみましたら、ダウンロードが古いモデムの 3.64M から新しいモデムでは 15.10M に、アップロードが古いモデムの 1.01M から新しいモデムでは 8.91M へと飛躍的に向上しました。各サーバーの状態にもよるでしょうが、大きなファイルのダウンロード、アップロードが早くなることを期待しています。

【truecrypt による USB ドライブのデータ保護】10-19-2009

私は USB ドライブにデータを入れて自宅とオフイスとを行き来しています。中にはプライベートなデータもあり、USB ドライブを無くした場合、悪用されると困るので、これを暗号化しようと思いたちました。Linux ばかりではなく、Windows でも使えるものということで truecrypt を選びました。Ubuntu 用には truecrypt_6.2a-0_i386.deb パッケージからインストールしました。TrueCrypt User Guide.pdf という詳しいユーザ・マニュアルがついてきましたので、迷うことなく使うことができました。USB ドライブ全体を暗号化する方法と、その一部を暗号化する方法の両方を試しましたが両方ともうまくいきました。どちらも Ubuntu では /media/truecrypt1 にマウントされていました。
Windows には truecrypt62a.exe から TrueCrypt をインストールしました。これもうまくいきました。

【スタートアップ USB】10-26-2009

Xubuntu のライブ CD-ROM のかわりに USB ドライブから Xubuntu を起動させる実験をしてみました。まずは 2GB の USB ドライブ gparted を使ってパーティション・テーブルをつくり、全体を fat16 でフォーマットしました。それから usb-creator を使ってハードディスクにある Xutuntu 9.04 の iso イメージから起動可能な Xubuntu USB ドライブを作りました。
最初のメニュー画面が出、起動開始バーが出て右まで進むのですが、いつまでたっても Xubuntu がはじまりませんでした。何度かやってみても同じ結果でしたので、Xubuntu 8.10 の iso イメージに変えたところ、こんどはうまくいきました。なぜ 9.04 がだめで 8.10 が大丈夫だったのかわかりません。USB ドライブからの起動は USB とマザーボードの相性が悪いとできないそうですが、Ubuntu のバージョンによっても違うのでしょうか。リリース間近の Xubuntu 9.10 は USB からインストールできたらと思っています。

【Xubuntu 9.10】11-02-2009

Xubuntu も 9.10 になりました。9.10 の正式リリースの前から 9.10 RC をダウンロードして VirtualBox で試していましたが、大丈夫そうだったので 9.04 からのアップグレード方式で 9.10 を導入しました。最初とまどったのは、SCIM に日本語が用意されていないことでしたが、言語サポートをダウンロードすることによって iBus が導入され、いったんログアウトすると Anthy で日本語が使えるようになりました。以前からあった日本語環境セットアップヘルパも使うことができました。
iBus と Anthy の組み合わせでの日本語入力は軽快ですが、辞書登録プログラム kasumi の起動ボタンがなかったので、kasumi のランチャーアイコンを Xfce4 のパネルに置いて使っています。
Xfce4 の初期ウィンドウマネージャとスタイルは Albatross で、黒っぽくていやでしたので、ウィンドウマネージャには Default-4.4スタイルには Xfce4-basic を選びました。アイコンはそのまま Elementary Xubuntu を使っています。
私は新しいバージョンが出た直後にアップグレードしたので、サーバーが混んでいてすごく時間がかかりました。アップグレード作業はすこし遅れてからやったほうが良いように思いました。

【Xubuntu 9.10 のその後】11-09-2009

Xubuntu 9.10 を入れたあと、VirtualBox で USB 接続が働かなくなりました。ウェブで調べたところ ~/.profile に次の一行を加えたら良いとあったのでそうしてから、ログインしなおしたら、USB 機器が使えるようになりました。
```
export VBOX_USB=USBFS
```
DVD の再生のためには
```
$ sudo apt-get xubuntu-restreicted-extras
```
として、コディックスをまとめて導入し、
```
$ sudo /usr/share/doc/libdvdread4/install-css.sh
```
を実行して、暗号キー解読ソフトウェアを入れ、システムを再起動しました。私の好みの DVD プレーヤーは VLC ですので、Xfce4 のメニューから Removable Drives and Media を起動して、Video CDs/DVDs の起動プログラムに
```
totem dvd:
```
に替えて
```
vlc dvd://
```
を指定しました。

【ATOKX3 と Xubuntu 9.10】11-16-2009

Xubuntu 9.10 に ATOKX3 を入れてみました。ツールボックスを縦にできないなどの症状は 9.04 のときと同じでしたので、atokx3gtk216.tar.gz を適用しました。これで Xubuntu 9.04 のときと変わりなく ATOKX3 を使うことができるようになりました。
StarDict では起動すると No IM connected となって ATOKX3 を感知してくれませんでしたが、入力ボックスを右クリックするとInput Method を選択できるメニューがありましたので、SCIM Input Method を選びました。すると SCIM が起動しましたが、日本語は使えませんでしたので、scim-anthy　を導入しました。StarDict を使うときだけは SCIM を使うという変則的な方法ですが、StarDict でもなんとか日本語入力ができるようになりました。

【Xfce のメニュー登録】11-23-2009

Xfce にはパネルにアプリケーション・ランチャーを置くことができ、しかも、アプリケーションをグループ化することができますので、よく使うアプリケーションはメニューからでなくここから起動しています。また、私は rox-filer のアプリケーション・ディレクトリーも使っているので、手動で入れたアプリケーションを　Xfce のメニューに登録してきませんでした。しかし、ここにアプリケーションを登録する必要があって、いくつかの方法を試しているうちに簡単な方法を見つけました。
私は Komodo-Edit-5、Realplay、Thunderbird などを /opt ディレクトリーにインストールし、それぞれの起動スクリプトのリンクを /usr/local/bin に置いてあります。この状態で Komodo-Edit-5 の場合、~/Desktop/komodo-edit-5.desktop を /usr/share/applications にコピーすると、メニューの「アクセサリー」に「Komodo Edit 5」が登録されました。Realplay の場合は /opt/realplay/share/realplay.desktop を /usr/share/applications にコピーしました。「マルチメディア」に「RealPlayer 11」と登録されました。ただしアイコンが表示されなかったので、realplay.desktop の Icon= にアイコンへの絶対パスを書き込みました。thunderbird の場合はすでに　thunderbird.desktop が Xfce のデスクトップにあったので、そのアイコンを右クリックして、主な内容を GUI で編集し、/usr/share/applications に戻しました。

【Thunderbird で URL が開けない】11-30-2009

Thunderbird をいじっていたら、Thunderbird のメールの中にある URL リンクをクリックしても Firefox が起動しなくなりました。Xfce の「お気に入りのアプリケーション」ではブラウザに Firefox が指定されているのですが、それでも駄目でした。それで gnome-control-center を使ってブラウザに Firefox を指定してみましたら、Firefox が起動しました。
起動のしくみを調べてみたら、常用ブラウザは /etc/alternative/x-www-browser で指定しているようです。/etc/alternative/x-www-brower は /usr/bin/firefox-3.0 のシンボリック・リンクになっていました。今度同じようなトラブルがあったら、ここをチェックしてみようと思っています。

【Philips Surge Proctector】12-7-2009

娘のコンピュータのサージ・プロテクターが壊れたので、代替のものを探していたら、Philips 製の SPP3225WA/17 というのを見つけました。$19.99 でした。このプロテクターの特徴は 6個あるACアウトレットのうち一つがマスターで、四つがセカンダリーになっていることです。つまり、マスターにつないである機器の電源が入るとセカンダリーの電源も入り、マスターにつないである機器の電源を切るとセカンダリーの電源も切れるのです。マスターにコンピュータ本体をつなぎ、セカンダリーにモニターやスピーカーなどをつないでおけば、コンピュータ本体の電源を切ると、モニターやスピーカーの電源も同時に切れて、電気の節約になります。娘のコンピュータの場合、外付けのワイヤレス LAN アダプターをつけてあって、電源をいれっぱなしにしておくと熱くなるので、コンピューターを使わないときはこの電源も切れるようにしました。なお、残り一個のアウトレットはマスターに関係なく常時電源が入るようになっています。小型で、手頃な値段なのは良かったのですが、電源アダプターをつけるにはアウトレットの間隔が狭すぎ、使えなくないものが出てきました。ごく短い延長ケーブルを使って対応しましたが、もうすこし大きくても間隔をとったものもあればと思いました。

【ハードディスク・ドック】12-14-2009

Antec の Easy SATA というものを買いました。これはコンピュータの 5インチ・ベイに取り付けるハードディスク用のドッキングシステムです。そこに SATA ハードディスクをそのまま差し込むだけで良く、ハードディスクをトレーにとりつけたり、ワイヤーでつないだりする必要は一切ありません。バックアップを取ったり、データを取り込んだりするのにとても便利だと思って買ったのです。他にもトレーのいらないドッキングシステムもあったのですが、これを選んだのは、eSATA 用の端子がついているからでした。コンピュータの背面にまわらなくても、全面から外付けの eSATA ドライブを使うことができます。
これは他のモデルのようにハードディスクの全部がドックの中に入らず、頭が少し飛び出るのが難点ですが、かえってハードディスクの有る無しがわかっていいかもしれません。このタイプのドックでは直接ハードディスクに手を触れてハードディスクを着脱しますが、ハードディスクは長く使っていると熱くなりますので注意が必要です。
ハードディスクを差し込むと HAL がそれを感知してリムーバルドライブとしてマウントしようとしますが、マウントできずにエラーが出ます。パーティションの数だけエラーが出るので、消すのが面倒です。自動的にマウントさせるうまい方法がきっとあると思います。あとで調べてみたいと思っています。

【SATA から IDE へのアダプター】12-21-2009

わが家には古い 10G、15G、30G といった小容量の IDE ハードディスクがごろごろあります。これを eSATA 端子でつなぐことができたら便利だろうと思いました。それで、SATA と IDE を相互に変換するアダプターを買いました。UNITEK 社の製品で品番には Y-6112 とありました。実験の段階では、アダプターのスイッチを SATA TO IDE にしてIDE ハードディスクのデータケーブルを差し込むところにアダプターを差し込みカードとコンピュータの SATA 端子とをケーブルでつなぎました。また、ハードディスクとこのアダプターへの電源コードも接続しました。電源はコンピュータから取りました。コンピュータの電源を入れると BIOS がこのアダプターをつないである IDE ハードディスクを SATA ハードディスクとして感知してくれました。
中には正しく感知しなかったものもありましたが、それはハードディスクが SLAVE の状態になっていたので、ジャンパーの設定を変えて MASTER にしたら大丈夫でした。これを SATA ←→ eSATA ケーブルでつなぎました。電源は 12V と 5V の端子のついた電源アダプターからとりました。
この方法で Windows で使っていた古いハードドライブをつないでファイルをコピーしましたが、日本語のファイル名が ???? となってしまいました。そこで次のようにしてこれに対応しました。
```
# mount -t vfat -o codepage=932,iocharset=utf8 /dev/sdb1 /mnt/external
```

【VirtualBox の使い方】12-28-2009

今年の私の Linux life の目玉はなんといっても VirtualBox でした。VirtualBox での Windows XP は問題なく動いており、Windows を必要とする場合でもこれでほぼ対応できます。一台のコンピュータで二つの OS をシームレスに使えるというのはとても便利です。
私は、これに味をしめて Xubuntu 9.10 も VirtualBox に入れました。「本体と同じものを入れてどうするの」と言われそうですが、新しいソフトウェアなどは、まず VirtualBox で試してから本体に入れるようにすると、安全だと思ったからです。Kubuntu を試すのも VirtualBox を使いました。こうすれば、システムに余分なファイルを入れなくて済むからです。
Windows 7 には XPモードという仮想プログラムがあり、Mac には Parallels Desktop 5 というのがあるそうですが、いずれも結構なお金を払わなければなりません。VirtualBox なら SUN のサーバ技術の結晶を気軽に試すことができます。


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Linux Memo 2009年7～12月分