コンピュータを使っていて、インターネットに接続しないという人はほとんどないでしょう。コンピュータを買うのは、多くの場合、インターネットにアクセスするためでしょう。ですから、せっかく Linux を導入しても、インターネットにつながらなかったら、また、ウェブページの編集や、ダウンロードはもちろんのこと、アップロードができなければ、Linux も意味がなくなるのです。
ウィンドウズの場合、「オンデマンド・ダイヤル」と言って、たとえば、ウェブブラウザをたちあげると、自動的にダイアルアップしてくれる機能がついていますが、 Linux では、そのへんのところを手動でやらなければなりません。まず、ダイヤルアップを確立してから、ブラウザなり、E メール・クライエントなりを動かすのです。Linux はもともとネットワークのための OS なので、ダイアルアップについては、あまり親切ではありません。コンソールでダイアルアップもできるのですが、ここでは、Window Maker からダイアルアップする方法を紹介します。
ppxpadduser は VineLinux 独自のコマンドのようで、これがない場合は、
# /usr/sbin/usermod -G tty,uucp,USER USERを試してみてください。
ネットワーク接続の場合は、Vine Linux の Gnome についてくる
# network-adminを使って、IP アドレスや DNS を正しく設定すれば、ネットワークを通してインターネットにアクセスすることができます。
Vine には ブラウザに Mozilla、メールクライエントに Sylpheed がついてきますが、私はブラウザに Firefox、メールクライエントに Thunderbird を使っています。いずれも http://www.mozilla-japan.org からダウンロードできます。
w3m はテキストベースのインターネットブラウザですが、フレームバッファを使って画像も取り込むことができます。wget はインターネットからのダウンロードに重宝しますし、gFTP はとてもよくできた FTP プログラムです。HTTP サーバ apache もちょっとした設定だけですぐ使えます。Linux にはインストール直後からインターネットを活用できる機能が満載されています。