Linux のディストリビューション

ディストリビューションというのは、 Linux の中核部分の他に、さまざまなソフトウェアを一緒に集めてパッケージにしたものです。1 枚の CD-ROM に収まるようになっているものから、数枚の CD-ROM が必要なもの、DVD で供給されるものなど、さまざまあります。

個人で、手軽に使える無料のディストリビューションには次のものがあります。

Slackware Patric Volkerding 氏によって開発された、最古参の Linux ディストリビューション。
Plamo Linux 日本の Linux コミュニティの中で培われてきたディストリビューション。
Debian Ian Murdock 氏によって開発されたもので、システムの変更があっても再インストールする必要なく、アップグレードできる一貫性が人気を呼んでいる。
Fedora Core 世界で一番のシェアを誇るディストリビューション。もとは Red Hat Linux と言った。プログラムをコンパイルしなくても導入できる RPM 方式は Red Hat Package Management からきており、Red Hat が元祖である。先進的な技術をいちはやく導入している。
SuSE 世界で二番目のシェアを持つディストリビューション。製品版と全く同じものを、発売と同時にダウンロードすることができる。デスクトップ・ワークステーションとして使うのに向いている。
Vine Linux 1 CD に収まるクラシックなディストリビューション。日本語化が行き届いている。

distrowatch.com には星の数ほどのディストリビューションが紹介されています。ダウンロードが面倒な人、うまく行かない人は osdisc.com からディストリビューションのCD-ROM や DVD-ROM を買うことができます。私が過去に試したのは、Turbo Linux、Kondara Linux と最後の三つです。今使っているのは Vine Linux です。Vine Linux は CD 1枚でダウンロードできる手軽さや、日本語化、apt-get によるアップデートの容易さなど、これから Linux を始める人、使いこなしたい人にはお勧めのデストリビューションです。

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