私のコンピュータでは、 Linux が立ち上がった時、テキストログインにしてありますので画面に Login: というプロンプトが現われます。スーパーユーザでログインする時は、 root とタイプし、パスワードを入れます。ユーザとして入る時はユーザ名を入れ、そのパスワードを入れます。パスワードは表示されません。間違えたらやり直せばいいのですが、途中でやり直すには Ctrl + U でやり直せます。
スーパーユーザでログインした場合、プロンプトは # に、一般ユーザの場合は $ となります。一般ユーザが一時的にスーパーユーザになる時は、su を使い、スーパーユーザのパスワードを入れます。スーパーユーザから一般ユーザに戻るには exit を使います。
X ウィンドウに入るには startx とタイプすれば、ウィンドウマネージャーが動き出します。Vine Linux にはウィンドウマネージャを切り替えるコマンド(setwm)があります。Window Maker に変えるには
$ setwm wmakerとします。Vine Linux の場合、そのままでは Gnome しか入っていませんから、他のものを指定してもエラーになります。Window Maker は
# apt-get install WindowMakerとして導入します。K Desktop を入れたい時は
# apt-get install task-kdeとします。
終了する時は halt、再起動する時は reboot を使います。Vine Linux では一般ユーザで poweroff とタイプすれば、電源まで切れますが、他のディストリビューションでは、スーパーユーザでなければコンピュータの電源を切ることができない場合があります。そんな時は自分のアカウントから exit とタイプして抜け、root でログインしなおせばいいのです。
コンソールは、 X に入ってからも使えます。ターミナル・エミュレータの kterm や gnome-terminal を実行し、そこにコマンドをタイプします。
コンソールからダイヤルアップするには、ppxp を使うと簡単にできます。はじめて接続する時は、ppxp を動かして ppxp> の後に qdial としてやると、qdial で設定ファイルを作ることができます。ppxp の終了は q でできます。
一旦設定ファイルを作ったら、今度はそれを利用して接続できます。ppxp <設定ファイル> とし、connect で接続、disconnect で切断できます。次のようにすれば、ppxp> というプロンプトが出なくてすみますが、このプロンプトは接続されれば PPXP> と大文字になるので、接続状態を確認できるという利点があります。
ppxp -C source <設定ファイル> ppxp -C connect ppxp -C disconnect
コンソールから使う Linux の基本的なコマンドは、