adrcnv.c | Windows の WZ Editor のアドレス帳から Mailbase 用の adrbook.adr をつくるプログラム。 |
diary.c | 日記用 HTML を自動的につくるプログラム。ただし、日記の中身までは書いてくれない。 |
downsize.c | Image Magic を使って、画像ファイルのサイズを比率かピクセルの指定で縮小する。 |
imgsize.c | HTML ファイルの <img src="xxxx"> タグに画像の大きさを記入する。 |
renames.c | JPG ファイルに連番をつけてリネームするプログラム。やり直し機能もつけた。 |
syadr.c | Sylpheed のアドレスブックを作成するプログラム。 |
tate.c | 縦書きのウェブページを(無理矢理)作る。附録の yoko.c はそれをもとに戻すプログラム。 |
text2html.c | テキストファイルを HTML ファイルに変換する。一応、箇条書と表に対応している。 |
themeindex.c | テーマ画像のプレビュー一覧を作成する。 |
ulist.c | 一括ダウンロード用にFTP サイトのファイル一覧を作る。 |
Linux のディストリビューションには、はじめからさまざまなプログラミング・ツールが付いてきます。Linux の世界は、かっての PC の世界がそうであったように "Do It Yourself" の世界です。その気になれば、実用プログラムもゲームプログラムもどんどんつくることができるのです。
けれども、ビギナーの私は、とりあえず身の回りで必要な小道具からプログラミングをしてみることにしました。ここに紹介するのは、みな私の個人的な必要からつくり出したもので、他の方にはあまり役に立たないかもしれませんが、プログラミングの初歩を学んでいる仲間の参考にと、掲載します。
【gcc の使い方】
C ソースは例によって XZ で書いています。
/* hello.c */ #include <stdio.h> main() { printf("Hello, Penguin!\n"); }
私は、自分のホームディレクトリーに作業用のディレクトリーをつくりそこにソースファイルを保存しています。これをコンパイルするには、
gcc -c hello.c
とします。するとオブジェクトファイル hello.o ができます。これをリンクして実行ファイル
helloをつくるには
gcc -o hello hello.o
とすれば良いのです。
これを一行で書けば
gcc hello.c -o hello
となります。
hello.cをコンパイル、リンクして
helloをつくるというわけです。
コンパイル、リンクのたびにいちいちこのコマンドを書くのは面倒ですので、私は次のシェルスクリプトを書きました。
#!/bin/bash gcc $1.c -o $1
ncurses パッケージが必要なものには、次のシェルスクリプトを作りました。
#!/bin/bash gcc -I/usr/include/ncurses $1.c -o $1 -lncurses
#!/bin/bashは
/bin/bashでプログラムを実行させるという意味です。
$1は DOS の
%1にあたる引数で、このスクリプト名を
pcとするなら、
pc hello
とした場合、
$1が
helloで置き換わるというわけです。
スクリプトは文字コード EUC、改行記号 LF で保存し、
chmod 755
として、実行可能ファイルにしておきます。これを
/usr/local/binに入れておけば、どのディレクトリーからでも使えるようになります。しかし
pc hello
として
hello
と入力しても
helloは起動しません。
作業用のディレクトリーには
bashのパスが通っていませんので、
./hello
というように、ディレクトリーを指定してやらなければなりません。