USA Diary

March, 2023

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3月1日(水)3月になりました。日本では卒業式のシーズンですが、マスクを取り払って、笑顔の写真をたくさん撮って、良い思い出を残して欲しいと思います。けれども、そんな中で、小・中・高校生の自殺が増えているとのこと。ただでさえ少子化の日本なのに、子どもたちの心身が守られていない、希望を持てないでいるのは残念なことです。多くの人がそのことに心を痛め、さまざまな努力をしているはずなのですが、民族として、国としてのビジョンが欠けているため、ものごとが進まないのだろうと思います。
3月2日(木)きょうは朝から生暖かく、80℉近くまで気温が上がりました。午後6時過ぎからサンダーストームが来るとの予報が出ていましたが、携帯電話やテレビに警報が届き、ハイスクールの一角に設置されたサイレンが鳴りました。ストームは言われていたよりはひどくはなく短時間で終わりました。けれども、市内のある部分では停電のため水道ポンプが動かず、水の供給ができないでいるとの通知がメーリングリストで来ました。私たちの地域は停電がなく大丈夫でした。
3月3日(金)エリック・メタクサスの本に「Lady Liberty はアメリカの外に向かって自由のトーチを掲げている」とあったので、Google Map で調べてみました。それは、ニューヨークとニュージャージの間を流れるハドソン川のニュージャージ川の小島に立っているのですが、たしかに顔を南西に向けていました。ニューヨークを越えて、大西洋を見据えているようでした。メタクサスの論点は、アメリカは、その自由を自分たちだけが享受するのでなく、世界にもたらさなければならないというところにありました。
3月4日(土)ファイザー社が新薬開発のため、アメリカでは禁止されている機能獲得実験を社内の研究所で行っていることが、プロジェクト・ベリタスの潜入取材により明らかになりました。そのことがあったため、何らかの力が働いて、ジェームス・オキーフ氏は自分が作った団体から辞めさせられました。そのオキーフ氏が、ファイザー社の内部告発者デビーさんを連れて、ワシントンで行われていた CPAC に現れました。デビーさんのスピーチは短いものでしたが、とても感動的でした。「私は恐れていましたが、恐れの心は主からのものではありません。主を信じる者として、人々が嘘をつかれ、騙されていることに怒らずにはおれませんでした。…恐怖は、敵が私たちを支配する手段です。国がおかしくなっているのは恐怖によってです。人々は安全を求めて自由や権利を放棄するのです。自由はただで得られるものではありません。それは代価を伴います。私のような者が犠牲となります。…もし皆さんが声を上げなければ、私たちが今のままなら、彼らは嘘をつき、騙し続けるでしょう。立ち上がり、この国のために、何かをしましょう。」日本には、このような勇気あるスピーチができる人がいるだろうかと思いました。
3月5日(日)礼拝後、屋根工事をしていた人がいて、木曜日のストームで、仮の屋根が剥がれ、部屋が水浸しになったので、回復のため祈って欲しいとの報告がありました。教会も、屋根工事を予定していたのですが、資材の調達が遅れ、まだ始まっていませんでした。ストームと屋根工事が重ならなくてよかったかもしれません。私たちの近所で屋根工事をしていたところがありましたが、そこはなんともなかったようです。
3月6日(月)グロッサリーのチェックアウトで、レジスターがもたもたしていて随分時間を取られました。クーポンを置いておいたのですが、私が袋詰をしている間に支払いが終わってしまっていたので、クーポン分は現金で返金してもらいました。きょうは割引とクーポンで20ドルほどセーブすることができました。
3月7日(火)庭の水撒き用ホースなどが凍って壊れないために冬の間、水道栓から外してあったのですが、きょう、元にもどしました。ホースのコネクターから水漏れがあり、作業中に服が少し濡れましたが、暖かかったので、そのままで一日過ごしました。
3月8日(水)『日々の聖句』と『レントの黙想』のきょうの聖書箇所が間違っていました。それぞれ、Eメールの分かる方には連絡をとり、そのうち数名から返事をいただきました。『日々の聖句』がたんなる出版物だけでなく、これを使って聖書の黙想に取り組んでいる方々のコミュニティの場となるよう願っていますので、私の失敗を通してですが、双方向のコミュニケーションができたことを感謝しています。
3月9日(木)今週は、FOX のタッカー・カールソンによって「1月6日事件」の議事堂内でのビデオが公開されたことで、下院の J6 調査委員会が偏見にもとづいたものであったことが明らかになりました。また、メディアも、当時のペロシ議長の娘が制作したビデオを流すなどして、偏りある報道をしていたようにも思えます。「トランプ氏が大統領選に出れないようにする」──この一つの目的のために結論が最初にあるようなやり方は、どうかと思いました。大統領は公正な選挙によって、市民によって、法律に基づいて決められるものであって、メディアが決めるものではありません。
3月10日(金)『日々の聖句』4月号を発送しました。『レントの黙想』に続いて購読を申し込んだ人が数名あって、うれしく思いました。
3月11日(土)きょうは、「東日本大震災」のあった日でした。今もふるさとに帰ることのできない人々が大勢いること、原子力発電所のメルト・ダウンの処理ができていないことなどに、心が痛みます。来週は、特別な日が多くあります。まずは、12日の「デーライト・セーヴィング・タイム」の開始日、14日の「パイ・デー」、3月16日の「ヨハネ3の16の日」、そして、17日の「セント・パトリックス・デー」です。
3月12日(日)礼拝では、「夢見る人」、ヨセフの生涯をふりかえり、、キング牧師を例にあげて、「夢」や「ビジョン」を持つことについて話しました。私のビジョンは日本人キリスト者のリバイバルです。日本人キリスト者が「日本教キリスト派」と言われるものから脱却し、一時的、感情的なものに終わらない真の信仰復興がなされることを夢見ています。
3月13日(月)きのうから Daylight Saving Time が始まりました。一時間早くなったので、夕方、ずいぶん明るくなりました。ほんの一時間の差ですが、身体がまだ慣れていないので、なんとなく調子が良くないように感じます。
3月14日(火)エリック・メタクサスの憲法についての本を読んでいますが、植民地時代のアメリカにリバイバルをもたらしたジョージ・ホウィットフィールドの伝記部分に入りました。通常は24歳以上のところ、彼はわずか21歳で特別に牧師に任職され、その説教によって多くの人に感化を与えたことが書かれていました。これが、憲法とどう結びつくのかは、もう少し先まで読まないとわからないのですが、メタクサスは、結構遠回りして結論に至る部分が多いので、忍耐して読み進みたいと思います。
3月15日(水)きょうは、朝から雨でした。午後から嵐になるとの予報があったので、午前中に買い物をしてきました。予報どおり、夕方から強風が吹きました。被害の出たところもあったようですが、私たちのところは大丈夫でした。
3月16日(木)きょうはずいぶん気温が上がりました。でも、このまま暖かくなるのでなく、明日からしばらくの間気温が下がるようです。けれども、春はもうすぐです。
3月17日(金)国際刑事裁判所がプーチン大統領とマリア・リボワ・ベロワ氏に逮捕状を発行しました。リボワ・ベロワさんは、牧師である夫とともに孤児の救済活動をしており、実子5人の他、養子にした18人の母です。彼女がウクライナから子どもたちをさらっていったというのが、その罪状書きですが、もし、それが事実なら、リボワ・ベロワさんたちの行為は偽善となりますし、それが事実でなければ、国際刑事裁判所は大きな過ちを犯したことになります。
3月18日(土)世界は混乱していますが、アメリカ国内でも、止まらないインフレと、それを抑え込もうとしての利上げのため、銀行が破綻するなど、経済の問題が起こっています。あるソーシャルメディアに世界の指導者たちが和気あいあいと歓談している4年前の写真が載っていましたが、今から「コロナ以前」に戻ることはできないので、少しでも世界の平和と、人々の暮らしが良くなるように、政治や経済が向かうよう願います。
3月19日(日)いつもの礼拝出席者の多くが都合が悪く、きょうの日本語礼拝出席者はとてもすくない人数でした。いつものように帰宅してからメッセージを編集し、ポッドキャストにアップロードしました。礼拝に来れなかった人も、同じメッセージを聞いて、ともに一つ思いになれたらと願いました。
3月20日(月)メタクサスの本は、毎日数ページづづしか読まないので、なかなか先に進みませんが、ようやくホウィットフィールドの伝記部分が終わって、本の半分ぐらいまでを読みました。著者は「ホウィットフィールドがアメリカを造った」と言っています。それは、彼のメッセージが、「すべての人は、身分や地位、行いによってではなく、新生によって神の前に立つ」というもので、神のもとでの独立や平等であるという意識、また、植民地のあらゆるところを旅行し、全土ではじめての著名人となり、人々に「われわれはアメリカ人」という意識を与えたからであると言っています。これは、私にとって新しい発見でした。
3月21日(火)トランプ氏自身が、「きょう逮捕される」と言っていましたが、何も起こりませんでした。ニューヨーク・マンハッタン地区の検事がトランプ氏を訴えるため、大陪審を開いているからです。この訴追劇はまったくの政治ショーで、ニューヨークの治安をさらに悪くしている検事が何らかの力によって動かされているだけのように思えます。トランプ氏を支持する人も、しない人も、「司法の武器化」には反対しています。
3月22日(水)今年1月1日からヘブル11章よりのメッセージを始めました。3月19日はその10回目でした。4月には、イースターのあと3回の日曜日でヘブル11:21までをカバーしたいと予定を立てています。ヘブル11章の「信仰によって」生きた人々についてのメッセージは12:1〜2にある「信仰の創始者であり完成者である」イエス・キリストに至ってはじめて完成しますので、そこまででメッセージを一冊にまとめたいと考えています。
3月23日(木)「日々の聖句」6月号の初稿ができあがりました。これを校正にまわして、次は7月号の原稿にとりかかります。「日々の聖句」は3ヶ月前から準備を始めるので、春には夏、夏には秋、秋には冬、冬には春の季節を思いうかべ、表紙もそれぞれにふさわしいものを選ばなければなりません。ときどき実感が湧かないこともありますが、ビジネスでは寒い冬に夏の水着のショーをやるそうですから、出版の場合はまだ楽だと思います。
3月24日(金)道路を隔てた「お隣さん」は、数年前、フロント・ヤードに桜の木を植えました。それが大きく育って、花を咲かせています。たった一本だけですが、これが数本並ぶと、きれいだろうなと思いました。
3月25日(土)「花見」といえば、子どものころ、隣町の桜並木の下で弁当を食べたことを思いだします。新潟にいたときには、悠久山公園の桜を楽しみました。こちらでも近くにある植物園に行けば、桜の他、様々なものを楽しめるでしょう。春になったら行きたいと思いながら機会を逸しています。
3月26日(日)礼拝のあと、癒やしのための課題が分かちあわれました。この人はとてもしっかりした信仰者ですが、そうした人ほど、大きな試練を経てきており、それと戦っているのだと思いました。その戦いや祈りが、この人の信仰を成長させたのだと思いました。
3月27日(月)このところの雨と、気温の上昇によって草が伸びてきましたので、草刈りをしました。また、バックヤードの一角にあった野菜を植える場所も造り直しました。久しぶりの庭仕事で疲れました。
3月28日(火)テネシー州ナッシュビルの小学校で乱射事件がありました。子ども3人と警備員3名が殺され、犯人の女性も警官に射殺されました。テネシーでは、子どもの性転換手術を禁じる法律ができたばかりで、この犯行の背後には、人には、自分で「ジェンダー」を選ぶ権利がるとする LBGTQ 思想があるのではないかと言われています。襲われた学校は教会付属の学校で、この事件はクリスチャンに対するヘイトクライムの一つではないかという見方もあります。
3月29日(水)トランプ氏が予告した自身の「逮捕劇」は先週起こりませんでした。それで、反トランプ陣営は、「トランプはまた嘘をついた」と攻撃しています。ニューヨーク、マンハッタン地区の検事ブラッグ氏は休暇を取るので、このあと一週間は何も起こらないと言われていますが、彼がかけこみで事を行い、そのあと「休暇」と称して姿をくらます可能性もあります。ブラッグ氏は犯罪者に甘く、ニューヨークをいっそう危険な街にしている人物で、検事としての資格がないと思うのですが、ニューヨークでは、そうした人が投票で選ばれてしまうのです。民主主義は民衆のモラルが高くなければ、容易に危機にさらされてしまいます。
3月30日(木)トランプ氏がニューヨーク、マンハッタン地区の検事によって起訴されました。起訴内容はトランプ氏が出頭してはじめて明らかにされます。出頭しなければ逮捕されることになります。これは、大陪審が起訴相当と認めただけで、トランプ氏が有罪になったわけではありませんが、トランプ氏の選挙活動を妨げるものであることは確かです。一地方検事が元大統領をどうやって起訴できるのか、内容はよく分かりませんが、政治的意図があるように思われます。トランプ氏に反対する人々は、トランプ氏をさんざんに揶揄していますが、どうして、自分たちが揶揄するような人物を恐れて、攻撃するのでしょうか。自分たちが、正しく、賢く、清廉で、能力があると信じるなら、トランプ氏のことは、放っておけばいいのです。彼らは、トランプ氏とその支持者たちの主張に正当性があることを認めるからこそ、それを恐れているのではないかと思います。
3月31日(金)日本でも、アメリカの陪審員制度を真似て「裁判員」制度が取り入れられました。日本の場合は、この制度は、そんなにかたよりなく機能すると思いますが、アメリカでは、徐々に機能しなくなっているように思われます。ニューヨークなどでは、ほとんどの人が「反トランプ」感情を持っており、そのようなところでは、はじめから結論があって、公平な審理を受けるのは難しいのです。それに、陪審員が十分な情報を与えなければ、結論は自ずと決まってきます。トランプ氏の弁護士が提出した「証拠」の多くが伏せられていたのは、とんでもないことだと思います。誰も法の上に立つことはできませんが、法の下では誰もが平等に扱われるべきだと思います。
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