USA Diary

February, 2017

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2月1日(水)アメリカでは、大統領の七カ国の人々に対する入国制限が混乱を引き起こしています。私の知人にも、七カ国のひとつの国に家族のいる人がいますので、心配をしています。この一時的な措置は「入国審査を厳正にするため」なのでしょうが、この措置は、新しいルールがしっかりできてから施行しても良かったかもしれません。学術会議に出席しようとしている人まで入国を制限されたのでは、当然不満も出るでしょう。「空港の 混乱写す テレビジョン」
2月2日(木)入国制限の大統領令に対する抗議行動については、報道されますが、支持行動については、ほとんど報道されません。けれども、やり方は別として、「入国審査を厳格に」という声は、よく耳にしますし、マスコミの調査でも、抗議よりも支持する人のほうの数が多いようです。多くの国民が支持するしっかりした政策が立てられるよう願っています。「いつの世も 声なき声は 聞かれぬか」
2月3日(金)ダラスには、中東からの人が多く、モスクもあちらこちらにあります。私の街にあるモスクの入り口に「Unfair」などと書かれたサインがたくさん置かれていました。モスクの人たちが書いたものというよりは、大統領令に抗議する人たちがモスクに通う人々へのサポートのために書いたのだろうと思います。「同情の サインが並ぶ モスク前」
2月4日(土)日本のマスコミでは、こうした抗議行動が起こると、すぐに「アメリカ社会の分断」という論評を加えますが、こうした抗議活動は、いつの時代も、さまざまな事柄でありました。賛成にしろ、反対にしろ、自分の立場をはっきり表明し、行動に移す、それがアメリカの社会であり、アメリカ人の気質だろうと思います。「旗印 掲げて示す いさぎよさ」
2月5日(日)きょうは主の晩餐を守りました。晩餐式が、心から主を覚える時となるにはどうしたらいいのかというのは、私にとって、簡単には答えの出ない課題です。簡潔な式順でこれを守っていますが、形よりも内容的に、晩餐式の恵みを体験できるものにしたいといつも願っています。「わがからだ わが血なりとの 主の言葉」
2月6日(月)今年の「レントの黙想」の編集も最終段階に入りました。校正をしていていつも思うことは、文章はいくら直してもきりがないということです。直して良くなる場合もあれば、悪くなる場合もあります。私は、どちらかいえば、あまり直さないで、最初に生まれてきた言葉を大切にしています。「御言葉を 語る言葉を 模索する」
2月7日(火)私はコンピュータのプログラミングもし、コンピュータのプログラムも、一種の「言語」を使います。プログラムがうまく動作しない時ばかりでなく、動作には問題なくても、より洗練された「文章」(プログラム)にするために、「校正」(デバッギング)をします。コンピュータのプログラムは書き方が変っても、動作にほとんど変化はありませんが、文章の場合は、聞き手が全く違う反応を返しますので、難しいのです。「言林で 迷わぬように 校正す」
2月8日(水)私たちは時間をかけ説教を準備し、それを何度も読み返して整えていきます。短い説教ほど、準備に時間がかかります。文章も同じです。しかし、聴く人、読む人には、そんな背後の労苦は伝わりません。どんなに時間をかけて準備しても、それで説教に心を傾けて聴き、じっくり文章を読んでもらえるわけではありません。説教者は、損な役回りですが、それでも、私は、いいかげんな準備で説教したくはありません。「準備なく 説教できぬも さいわいよ」
2月9日(木)遠藤周作の『沈黙』が映画化され、観たいと思いながら、まだ映画館に行っていません。いつまでも上映されているわけではありませんので、見逃したら、DVD の発売まで待たなければなりません。映画では、結末が小説とは違っているとのことですので、この映画が遠藤文学をどのように解釈し、信仰をどのように描いているか、とても興味があります。「神の声 沈黙の中 厳かに」
2月10日(金)インターネットで注文してあったものを店に取りにいきましたが、商品がチェックアウトカンターに無く、取りに行ってもらうのに、ずいぶん時間がかかりました。別の店でも同じ体験をしたのですが、その店では「引き渡しまで15分以上かかった場合は5ドルのクーポンを差し上げます」とあって、5ドルもらったことがあります。そのことを店員に話しましたが「うちの店ではそういうことはしていません」とのことでした。定価の四分の一というバーゲン品なので、それ以上は言わないで、品物を受けとって帰ってきました。「待ち時間 店員さんと 話す癖」
2月11日(土)きょうは夏のように暑い日になりました。暖かい冬は過ごしやすいのですが、虫の卵が死なないので、春から夏にかけ虫が大量に孵化する可能性があります。今年は害虫対策もしっかりしておく必要がありそうです。「暖冬に 虫対策が 無視できず」
2月12日(日)きょうは三人いる通訳の誰もが礼拝に出席できないので、英語でメッセージをすることになりました。日本語訳のスライドを作っておきましたので、英語に自信のない方も、意味は通じただろうと思います。私は、日本語のメッセージでもそんなに早口ではないので、英語ならなおのことで、メッセージの時間が、いつもより少し長くなってしまいました。家に帰ってから日本語のでメッセージを録音し、ウェブページに載せました。「よくもまぁ 英語で説教 度胸だけ」
2月13日(月)近くのモールで店じまいセールをしているというので、家内を置いて、私はいつもの買い物をしてきました。家内と合流して帰ってきましたが、「閉店セール」とはいっても、あまり安くはなく、お目当ての品物もなかったようです。いくつかのデパートを基店とし、その間に小さな店が並ぶショッピング・モールは、かつて盛んに作られましたが、今では、人口移動や買い物のしかたの変化とともに、だんだんとさびれてきているように思います。私たちのごく近くにあったモールも、それぞれ別々の店、しかも、Target、Ross、Lowes といった庶民の店がつらなるものになっています。「世は移り 商店変わる 年々に」
2月14日(火)きのうの遅くからきょうの午前中までずっと雨が降りました。ひさしぶりの雨を喜びました。冬に十分な雨が降らないと、夏に水不足になります。この地方は水を供給できるほどの川がないので、貯水池から水をとっていますが、その水位がなかなか上がりません。「水なしで 命育たぬ この地球」
2月15日(水)IRS より2016年のタックスの支払い伝票と2017年のタックスの先払い伝票が届きました。今年のタックス申告締め切りは、4月18日です。必要な書類がそろったので、今年こそは早めに申告を済ませたいと思っています。「今年こそ 今年こそはと 何年も」
2月16日(木)今年の「レントの黙想」が出来ました。新しい執筆者も加わり、個性豊かなものとなりました。神さまがそれぞれの個性を用いてくださることを信じています。「違うから 豊かになれる 生かされる」
2月17日(金)他の教会のために、その教会の先生にも来てもらって、「レントの黙想」を教会で印刷しました。私のプリンターよりはきれいにできたと思います。オフセット印刷で安くできるようでしたら、来年は外注したいとも考えています。「ひとりより ふたりで進む この作業」
2月18日(土)今週は「レントの黙想」でかなり時間が取られたのですが、明日の礼拝の準備も滞りなくすることができました。「忙しい時のほうが効率が上がる」とか「仕事は忙しい人に頼め」などと言われます。当たっている面もありますが、それも程度によると思います。「“ほどほど”で うまく行くのさ 何事も」
2月19日(日)金曜日に「レントの黙想」を印刷したおり、週報も印刷したのですが、どうしたことか、日本語の週報の印刷がうまく行っていないことに朝、気がつきました。すぐに訂正して作りなおすことができ、礼拝に間にあいましたが、これからは、念には念を入れて印刷をしなければと自戒しています。「物忘れ 多くなったが 負けられぬ」
2月20日(月)教会のウェブページのデザイン変更にとりかかっています。実際のウェブページで試す前に、自分のコンピュータで試すため、いろいろなソフトウェアを入れたりしています。コンピュータの知識はあるつもりですが、忘れてしまっていることも多く、おさらいをしながら、作業をしています。「何事も 分からぬ事は グーグルで」
2月21日(火)教会のウェブページのために、Word Press というブログ作成ソフトウェアを使うことにしました。今までスクラッチからウェブページを作っていましたので、こういうのを使うのに慣れていません。試行錯誤で取り組んでいます。「使い方 分からぬままに キー叩く」
2月22日(水)自分で作ったウェブページだと、作った人でないと変更が難しいのですが、既成のものだと、他の人にも手直しをしてもらえるという利点があります。今はまだ、ウェブページに手を加えてくれる人はいませんが、やがて、奉仕者が与えられることを見越しての、教会ウェブページの改造工事です。「ウェブチーム メンバー募集 呼びかける」
2月23日(木)ウェブページのアイキャッチ画像をどうしょうかと考えましたが、「十字架」、「聖書」、「バプテスマ」、「聖餐」、「収穫」などのイメージを使いました。一般的なものより、私たちが大切にしているものを前面に出したほうが良いように思ったからです。「掲げよう われらの誇り 十字架を」
2月24日(金)友人たちに送った「レントの黙想」の冊子が、それぞれに届きはじめています。遠くの人にも、ここ、ダラスの人たちにもレントを豊かにするためのものとして用いてもらえれば幸いです。「友情を 繋ぐ御言葉 祈り合い」
2月25日(土)私たちの週報の表紙には十字架の絵が使われているのですが、これをウェブページに使ったものに変えてみました。今までのものと似ていますので、そんなに違和感はありませんでした。来週は絵に枠をつけてみて、どちらがいいか、皆さんの意見を聞いてみたいと思っています。「十字架の 言葉は神の 力なり」
2月26日(日)雨が降るからと、教会の駐車場のラインのペイント塗りを延期しましたが、午後は、いっこうに雨になる気配はなく、夜遅くになってから少し降り出しました。雨が少ないので、もっと降って欲しいと思いました。「暖冬で 乾いた土地に 花粉症」
2月27日(月)教会のウェブページのデザイン変更がやっと出来ました。皆さんに通知して、不具合を知らせてくださいとお願いしたら、さっそく日本からメールが届きました。ダラスを離れても、教会のために心を配ってくださることをうれしく思いました。「遠くても 心はここに この町に」
2月28日(火)明日からレントが始まります。例年のようにレントの黙想のウェブ版を作ってあるのですが、日本とアメリカとでは時差があるので、日本からアクセスした場合、日本の時間で日付が切り替わるようにしてあります。それを試してみたのですが、うまく動きませんでした。プログラムを見なおして、間違いを見つけ、直前でしたが、修正することができ、ほっとしました。「プログラム バグ取る鳥よ ここに来い」
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