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Philip の ちょっといい話

Sunday of Sundays

 さて、一週の初めの日に、朝早くまだ暗いうちに、マグダラのマリヤが墓に行くと、墓から石がとりのけてあるのを見た。―ヨハネによる福音書20:1

 教会では日曜日に礼拝をしますね。でも、なぜ日曜日なのでしょうか。「日曜日は休みの日で、みんなに一番都合がいいからじゃないんですか?」という答えがかえってきそうですが、では、なぜ、日曜日が休日になったのでしょうか。

 それは、イースターと関係があるのです。イースターはイエス・キリストの復活をお祝いする祝日で、いつも日曜日ですが、それはイエス・キリストの復活されたのが日曜日だったからです。日曜日に教会で礼拝があるのは、日曜日がキリストの復活の日だからです。ですから日曜ごとに行われる礼拝は、遠い昔に亡くなられたお方を懐かしむようなものではなく、今も生きておられるキリストを礼拝する、喜びと力にあふれたものなのです。

 ふだんの日曜日も、復活され、今も生きておられるイエス・キリストを礼拝する日だとしたら、イースターは「日曜日の中の日曜日」ということになります。イースター・サンデーに私たちはキリストに思いを向け、その復活のいのちが私たちの生活の中に働くように願うのです。その後も日曜日ごとにイエス・キリストを生きたお方として礼拝しつづけます。

 教会が始まったころ、ユダヤの人たちは土曜日を礼拝の日として守っており、クリスチャンとなったユダヤ人も土曜日を安息日として守っていました。しかし、福音が世界に宣べ伝えられるようになって、日曜日がクリスチャンの礼拝の日となりました。クリスチャンが日曜日を、「ホーリー・デー」(聖日)に変えたのです。これは、キリストの復活の力によって世界が変えられていった一例です。キリストを礼拝する者は、世の中を変えていく力をいのちの主からいただくことができるのです。

(2001年4月)

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