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Philip の ちょっといい話

"Jesus is the reason for the season."

 サンクスギヴィングが終りますと、ショッピング・モールやデバートの装飾はオレンジ色からレッド・アンド・グリーンのクリスマス・カラーに取りかえられます。ご婦人がたも、リース、ツリー、トナカイ、ヒイラギ、天使、星、そしてキャンディ・ケーンなど、クリスマスにちなんだブローチを身につけます。あるとき、あるご婦人がつけていたブローチに目が留まりました。そこには、"Jesus is the reason for the season." と書かれていました。英語らしいごろ合わせの良い文句ですが、このフレーズはとても大切なことを教えています。「イエスがこのシーズンの理由である」とは、クリスマスは救い主イエス・キリストの誕生をお祝いするもの、イエス・キリストがお生まれにならなかったら、クリスマスは無かったのだという意味です。

 クリスマスはキリストを祝うためだというのは、分かり切ったことのようですが、案外、真面目に考えられたことがないようです。子どもたちの多くは、クリスマスというのはサンタクロースの日だと思っていますし、大人の多くも、クリスマスが何の日であるかは気にも留めず、ショッピングに走り回ったり、騒ぎまわったり、酔いつぶれたりしています。

 イエス・キリストは、ご自分の生まれた目的を次のように言っておられます。「人の子は、失われた人を捜し出して救うために来たのです。」(ルカによる福音書十九章十節)クリスマスに、自分は神の目から見て「失われた人」なんだろうか、あるべきところにあるだろうか、いるべきところにいるだろうかと考えてみるのは大切なことです。別の言い方をすれば、自分の人生に何か大切なもの―愛、希望、確信、目的など―を失っていないだろうかということです。もし、自分が失われているかもしれない、何かを見失っているかもしれないと感じたなら、イエス・キリストを心に迎えましょう。今年のクリスマスに "Jesus is the reason for the season." ということばが、本当だったのだということを発見されますよう、心から祈ります。

(2000年12月)

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