目 次(2)

最新記事を見る

ホームにもどる

Philip's Bookcase

Community Called Taize, A

テゼ・コミュニティについては、ブローシュの著作の中にもあって、その名はずっと以前に耳にしたのですが、私がテゼに興味を持つようになったのは、2007年1月に受講した「霊性セミナー」でテゼの賛美を歌って以来でした。近隣の福音ルーテル教会の牧師がテゼで研鑽を積み、テゼを主題に論文を書いて Ph.D. を取っており、その教会で行われているテゼ礼拝に参加して、彼の話を聞いたりもしてきました。この Book Case でも紹介したように Hear the Prayers That Rise を使ってのテゼ・ワーシップも教会で試みてきました。

最近私が会う牧師たちはほとんどがテゼを訪れたことのある人たちで、私もいちど行ってみたいと願っていますが、実現するかどうかわかりませんので、この本を買って「行ったつもり」になっています。

この本は、プリンストン神学校の博士過程で学んでいる著者が、テゼの創設者であるブラザー・ロジェーの死の年(2005年)以来、何度もテゼを訪れ、くわしくリサーチして書いたもので、ツアーガイド以上のものとして良く書かれています。著者は、「テゼの心」を解き明かし、テゼの観想の祈りを、われわれの生活に取り入れることを推奨しています。

巻末にはテゼへの「巡礼」の具体的な手順やコミュニティにブラザーとして入会するときの誓約式のことばなどの付録があり、どれも、とても興味深いものでした。

著者Santos, Jason Brian
書名Community Called TAIZE, A: Story of Prayer, Worship and Reconciliation
出版社・出版年InterVarsity Pess, 2008
ISBN978-0-8308-3525-6

前の記事 ホーム 次の記事

[編集] [追加] [削除] [復元]