ハバクク書1章 ハバククは神の民の中に「暴行、暴虐、闘争、争い」が満ちていると神に訴え(2-4節)、神がカルデヤ人によって厳しい裁きをなさると、神が異邦人に加担し、そのなすがままにさせておくのは承知できないと、神にしつこつ食い下がっています(12-17節)。預言者たちは、皆、このように激しく神に迫り、神に求め、そして、神のことばを受けたのです。 もどる

ハバクク書2章 神が、神の民を懲らしめるためとはいえ、悪者を用いられるというのはどういうことなのでしょうか。ハバククの疑問はここにありました。神はカルデヤ人に向かって「見よ。心のまっすぐでない者は心高ぶる。」と言い、神の民には「正しい人はその信仰によって生きる。」と語りかけてくださいました。自分の力で生きているのだと驕り高ぶっている人はいつかは砕かれ、へりくだって神に信頼する者はその信仰によって生かされるのです。 もどる

ハバクク書3章 神に激しく食い下がったハバククは、最後には「私たちを攻める民に襲いかかる悩みの日を私は静かに待とう。」(16節)と言います。聖書は「神の怒りにまかせなさい。」(ローマ12:9)「真実であられる創造者に自分のたましいをお任せしなさい。」(ペテロ第一4:19)と教えています。神のご計画を知る者は、将来を神に任せて平安を得ることができるのです。 もどる