ルツ記1章 オルパはナオミのことばに従ってナオミと別れ、自分の家に帰っていきました。ルツはナオミのことばを聞かず、どこまでもナオミと一緒について行くと言い張りました。オルパのほうが、ルツよりも従順に見えますが、ほんとうの意味でナオミに従ったのはルツのほうでした。ルツの判断の根底には「あなたの神は私の神」(16節)という、神への服従がありました。神への服従にもとづいた従順こそ、ほんとうの従順になるのです。 もどる

ルツ記2章 律法には貧しい者たちや在留異国人のために、収穫の落穂を残しておくように命じられています(レビ19:9-10)。ボアズはその通りのことをして、ルツを助けました。ボアズの親切はたんに人間的なもではなく、神への信仰に基づいたものでした。ボアズは律法が無視されていた時代でも神のことばに忠実な人でした。 もどる

ルツ記3章 ボアズは「買い戻しの権利のある親族」のひとりで、失ったナオミの土地を取り戻すことができました。これはヘブル語で「ゴエル」と言い、「贖う者」という意味があります。神は、イザヤ41:14に「あなたを贖う者はイスラエルの聖なる者」とあるように、私たちを贖う者で、私たちの親族となって、私たちを買い戻してくださるお方です。神にあっては、だれも身よりのない人はいません。神ご自身がその人の親族となってくださるからです。 もどる

ルツ記4章 ボアズはルツを妻とし、ルツはオベデを産みました。オベデの子はエッサイで、エッサイの子がダビデ、そして、「ダビデの子」がキリストです。ルツはモアブ人でしたが、信仰によって、キリストの系図の中に名を残しました。神の民となるのは血筋によってではなく、信仰によるのです。 もどる